初代神武天皇の皇后、#媛蹈韛五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)を祀る奈良市内最古の #率川神社(近鉄奈良駅近く)。本日は姫神さまに #ササユリ で飾った酒樽を奉納する #三枝祭
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率川神社(いさがわじんじゃ、率川坐大神御子神社)
(34.6813728, 135.8256175)/奈良市本子守町18/近鉄奈良駅から徒歩約十分
近鉄奈良駅から南西方向に歩いて10分。
大神神社(おおみわじんじゃ)摂社の率川神社(いさがわじんじゃ)
(摂社とは、本宮の御祭神に縁(故)の深い神様を祀った神社・祠のこと)
正式な名は、率川坐大神御子神社「いさがわにいますおおみわみこじんじゃ」。
御祭神:【中殿】媛蹈韛五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと、初代神武天皇の皇后)、【左殿】狭井大神 (御父神)、【右殿】玉櫛姫命 (御母神)
参拝当日は、年に一度、6月17日に斎行される三枝祭(さいのくさのまつり)の日で、会場となる御本殿は、見通しが悪かったため、写真をお借りしました。
「ゆりまつり」とも云われる三枝祭(さいのくさのまつり)
(神社HPコピペ、一部開物ふりがな)三枝祭(さいのくさのまつり)は、その起源も古く、文武天皇の大宝元年(701)制定の「大宝令」には既に国家の祭祀として規定されており、大神神社で行われる鎮花祭と共に疫病を鎮めることを祈る由緒あるお祭りです。
昔、御祭神姫蹈韛五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)が三輪山の麓、狭井川 のほとりにお住みになり、その附近には笹ゆりの花が美しく咲き誇っていたと伝えられ、そのご縁故により、後世にご祭神にお慶びいただくために酒罇(さかだる)に笹ゆりの花を飾っておまつりする様になったと言い伝えられています。
国が行うお祭りとして重んぜられた三枝祭は、平安時代には宮中からの使いが御供えの幣物や神馬を献上するなど、非常に丁重な祭祀が行われましたが、後世いつの間にか中絶していたのを明治十四年再び古式の祭儀に復興され、現在に及んでいます。
このお祭りの特色は、黒酒(くろき)、白酒(しろき)の神酒を「罇(そん)」「缶(ほとぎ)」と称する酒罇に盛りその酒罇の周囲を三輪山に咲き匂う百合の花で豊かに飾り、優雅な楽の音につれて神前にお供えする事です。又神饌は古式に則り美しく手が加えられ、折櫃に納めます。そして、柏の葉で編んで作ったふたをして、黒木の御棚と言う台にのせて宮司自らがお供えします。
三枝祭の準備の景色