あべのハルカス美術館（大阪市阿倍野区）で #円空展 が始まり、早速、見学に。初期から晩年までの代表作を集めた貴重な展覧会。仏師だけでなく歌人としての #円空 さんも紹介されていました
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円空展（あべのハルカス美術館）
※当記事の写真は、ポスター・パンフレット、会場のレプリカ、購入した目録を使用しています
目録の表紙には今回の展覧会の目玉でもある両面宿儺（りょうめんすくな）*1の木彫りの像。
放浪の布教仏師・円空（1632〜1695）
江戸時代初期の仏師であり歌人でもあった円空さんは美濃国（岐阜県）の出身。
独自の解釈を表現する独特な作風の神仏像を、生涯を通じて十万体以上彫ったとされており、
現在までに五千体を超える作品が発見されています。
（wikiより）円空仏は全国に所在し、北は北海道・青森県、南は三重県、奈良県までおよぶ。多くは寺社、個人所蔵がほとんどである。その中でも、愛知県、岐阜県をはじめとする各地には、円空の作品と伝えられる木彫りの仏像が数多く残されている
放浪の仏師として知られる円空さんですが、展覧会ではたくさんの素晴らしい詩も紹介されていました。
円空さんの布教家、仏師としての生涯を語る自画像的な一句。
（荒子観音寺（名古屋市中川区荒子町）の千面菩薩の厨子に墨書きされた歌）
これやこの 朽(くさ)れる浮き木取り上げて 子守の神と 我は成すなり
川原でたくさんの朽木を拾い上げて、ひとつひとつに菩薩の姿を彫り込んでゆく円空さんの背が見えるようです。
円熟期の作品ですが、この造形美！
素朴で荒々しい作風ですが…余計と無駄のない…圧倒的な精神性（ことだま）を感じます。
世に伝(つた)ふ 歓喜(よろこ)ぶ神は我なれや 口より出(いず)る 玉のかづかづ
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