ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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縄文の土器・土偶

【葛籠尾崎湖底遺跡資料館②】発掘された丸木舟【湖成鉄が付着した縄文土器】

はじめに 展示室には、近くの #尾上浜遺跡 から発掘された縄文後期~晩期に使用されたと推定される #丸木舟 が展示されています #葛籠尾崎湖底遺跡資料館 #湖成鉄 #縄文土器 目次 発掘された丸木舟の展示 琵琶湖を丸木舟で自在に行き来していた縄文時代の人…

【葛籠尾崎湖底遺跡資料館①】湖底から発見される各時代の土器【縄文時代】

はじめに 琵琶湖の北 #竹生島 に近い湖域で、底引き漁で偶然に引き揚げられた #葛籠尾崎湖底遺跡 の土器などを展示する資料館。例えば #縄文時代(早・前・中・後・晩期) 。約一万年前から連続して各時代の遺物が湖底で発見される理由は謎 目次 葛籠尾崎湖…

【オセドウ貝塚】十三湖。縄文~弥生の交易地。中世の大港湾都市【相内神明宮・アラハバキ神社(2)】

はじめに 十三湖はアイヌ語のトーサム(湖のほとり)が語源という説。真偽不明ですが縄文時代から恵みの水辺。北海道と交易した #円筒土器 文化は #亀ヶ岡 に繋がります。中世には #安藤氏 #安東水軍 が跋扈 目次 Beatles「Let It Be」 オセドウ貝塚(縄文人…

【相内神明宮(1)】参道に「龍」が掛けられた奥津軽の古社【オセドウ貝塚】

はじめに 奥津軽 #十三湖 北岸の丘陵に鎮座する #相内神明宮。一帯は津軽と渡嶋(北海道)を海路で繋ぐ古代の交易拠点。 参道の樹に #虫おくり の龍神。ユニークな表情の狛犬さん 目次 相内神明宮・アラハバキ神社(オセドウ貝塚)(青森県五所川原市) 相内…

【縄文石棒】が【おしゃもじさま】になった経緯【そして荒脛巾神社・再考】

はじめに 青梅市の3回目。出土した縄文 #石棒 が #おしゃもじさま になった経緯。郷土博物館の三好さんは #石神(シャクジ・セキジン)が転訛して杓子(シャモジ)を奉納するセキ #咳鎮め の社になった経緯を解説。練馬区石神井とも共通 目次 青梅市郷土博…

【おしゃもじさま】御神体の正体は男石(陽石)【縄文の石棒】

はじめに 青梅市郷土博物館で主に縄文展示と #石棒 を見学した後 #おしゃもじさま の祠へ参拝。現地には案内や目印もなく少し迷いましたが、勝沼城址南東の山腹に祀られていました 目次 青梅市郷土博物館 巨大石棒の展示 おしゃもじさま(参拝) おしゃもじ…

【青梅市郷土博物館】縄文遺跡が集積する多摩川の中流域

はじめに 先日、東京行の休日に #おしゃもじさま 参拝のため #青梅市 に行きました。縄文中期(六千年前)の青梅あたりは #多摩川 の流れがつくり出した扇状地がひろがり住みやすい河岸段丘に多数の縄文集落があったようです。#青梅市郷土博物館 #耳飾り #亀…

アラハバキ解、完結しました。

はてなブログで書き溜めてきたこと。 ブログは日々の日記形式ですが、その中を貫く大きなテーマは書き切れないと、 ノベルデイズ(講談社運営)という投稿サイトに書き始めたのが昨年12月中旬。 全54章でいったん完結しました。 「いったん」。。。縄文時代…

【能登半島の先端 真脇遺跡】四千年というギネス級の長期間、人々が定住していた縄文遺跡

はじめに 真脇遺跡は能登半島の先端。漁労、狩猟、採集の多様な手段で一年を通じて食糧を確保し #縄文海進 ピーク後の #海退 と #やや寒冷化 をも乗り越えて、四千年という「超」のつく長期定住集落として存続した遺跡 #お魚土器 #ウッドサークル 目次 真脇…

モノで見える化【古代 津軽の文化圏】交流と交易の歴史【備忘録】

はじめに 津軽の面白さは歴史の中で文化圏が交わった場所であることでしょうか。一つめは #津軽海峡 を挟んで #北方文化圏 どうしで。二つめは日本海交易で #糸魚川(越)や #出雲 と。三つめは6世紀以降 #蝦夷(えみし、えぞ)として中央の文化圏と 目次 …

板状土偶も逸品ぞろい【つがる市立森田歴史民俗資料館(2)】縄文の土偶雑考

はじめに 縄文・石神遺跡出土品を展示している #森田歴史民俗資料館(つがる市)の2回目。今回は #板状土偶。展示品の数は少なかったですが逸品ぞろいでした。#遮光器土偶 目次 森田歴史民俗資料館、板状土偶の展示 石神遺跡・三内丸山遺跡 板状土偶の比較 …

【縄文 石神遺跡】円筒土器をまとめてみるならココ【つがる市立森田歴史民俗資料館】

はじめに 約5500~4500年前の『縄文前期中葉~中期』に造られたバケツのような形の #円筒土器。青森県を中心に南北海道から東北北部にかけて分布することから大きな文化圏が形成されていたと考えられています。#石神遺跡(つがる市森田町)#森田歴史…

【シャコちゃん】謎ではなかった 遮光器土偶のスリット目【亀ヶ岡考古資料室(4)】

有名な遮光器土偶(東京国立博物館所蔵、国重要文化財) 誰でも知っている左脚のないシャコちゃん(写真はつがる市特製のクリアフォルダより) 奇妙なスリット目は宇宙人説もあるが(笑)、『北極地域で生活するエスキモーの雪用めがねであると見るのが妥当…

【亀ヶ岡考古資料室(2)】頭のない遮光器土偶

亀ヶ岡考古資料室 亀ケ岡遺跡の年代は「縄文晩期」、3000~2300年前とされ、遺跡から出土した亀ヶ岡式土器は6つの様式に区分される。 資料室の縄文時代区分と様式(上段が青森県、下段が東北地方) 亀ヶ岡文化 遮光器土偶を含む亀ヶ岡式土器は、北…

【遮光器土偶の故郷】列島 縄文から弥生への移行期 津軽で華開いた亀ヶ岡文化【亀ヶ岡考古資料室(1)】

昨年11月、史跡・亀ヶ岡遺跡を見学した時に、亀ヶ岡考古資料室(縄文館、青森県つがる市木造舘岡屏風山195)を訪問した。 亀ヶ岡考古資料室 青森県道12号線、鰺ケ沢蟹田(あじがさわ・かにた)線沿いの亀ヶ岡遺跡から西南に車で約5分、大溜池を見下ろす…

良きライバル 新潟の火焔と長野の水煙 【地域交流と匠の精神が縄文中期に生まれた証】

新潟県立歴史博物館・「はにわ、どぐう、かえんどきの昭和平成」(11月4日終了)より 大阪に住んでいて、この秋、新潟・富山・福島で、本場の縄文土器をはじめてまとめて見ることができた。 太陽の塔を通じてしか縄文土器を知らない初心者であるが、一応「岡本…

なんだ、コレは! 岡本太郎が博物館で縄文に出会った話(2)【なぜ太郎さんは縄文に惹かれたのか?雑考】

目次 前回記事 岡本太郎の本・呪術誕生(みすず書房)より 新潟県立歴史博物館「はにわ、どぐう、かえんどきの昭和平成」(11月4日終了) 四次元との対話 縄文土器論(冒頭)文字起こし(後半、前回の続き) 縄文の土器・土偶カテゴリー記事 本文 前回記事 太…

なんだ、コレは! 岡本太郎が博物館で縄文に出会った話(1)【四次元との対話 縄文土器論】

なんだ、コレは! 大きな声が館内に響いた。 岡本太郎さんが博物館の片隅に置かれていた土器・土偶を見て、あげた叫びだ。 この瞬間から縄文の土器・土偶が広く知られ、1970年大阪万博の「太陽の塔」が「建立」されるに至る。 新潟県立歴史博物館(長岡…

「科捜研の女・新年スペシャル風」小竹貝塚遺跡(縄文)解説(後半)★★★ 富山県埋蔵文化財センター

古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE 富山県埋蔵文化財センターを見学した古代妄想が、ご長寿ドラマ「科捜研の女」にインスパイアされ創作したストーリー(★★★)の後半。劇中、本当は「土門さん」だが、縄文の土器・土偶にちなみ「土文…

土器と埴輪と五輪 新潟の燃え尽きぬ夢 火焔型土器を東京オリンピック・パラリンピックの聖火台に

幻のオリンピックポスターモデル・武人の埴輪 新潟県立歴史博物館(長岡市)で開催されていた秋の特別展「はにわ、どぐう、かえんどきの昭和平成」(11月4日終了)より。 昭和・平成の時代の世相の中で登場した「埴輪(はにわ)、土偶(どぐう)、そして新潟県…

縄文土器に描かれたヘビとヒトの神話 古代人の聖書 現代人の教科書【福島県立博物館】

昨日に続き、縄文土器のヘビの表現(蛇体文)について。 www.zero-position.com あにまるず(福島県立博物館・企画展)、ヘビゾーンの別の2つの土器をご覧いただこう(いずれも縄文中期) 蛇体文の土器 どちらにも「正面」がある。 まずは、わかりやすい方…

語る縄文土器 ヘビとヒト 古代の物語 無文字時代の伝達手段【福島県立博物館】

福島県立博物館(会津若松市)「あにまるず どうぶつの考古学」の3回目。 この記事で紹介する土器は、すべて縄文時代中期(5000年~4000年前)のもの。 1万年以上続いた縄文時代の中で、人口が増え、縄文文化が華ひらいた縄文中期。 火焔型土器(かえんが…

縄文のネコ土偶 古墳時代のネコふんじゃった🎵土器 【福島県立博物館】秋の猪苗代湖と磐梯山

先週は北陸・新潟、いったん大阪に戻って、今週は東北の出張だったが本日で終わり。 朝のうちに記事を書くはずが寝坊して、夜のアップになった。 福島県立博物館(鶴ケ城の隣)で「あにまるず 動物の考古学」が11月17日(土曜日)まで開催されていて、是…

日本の謎の古代史(8)母なる神を信仰した東北・北海道 大文化圏 高度な古代文化のこん跡(4)

前回の続き。 縄文から弥生へ移行する時代で、北東北・南北海道エリアが気になる。 おそらく三内丸山(紀元前2000~3000年)の縄文文化を引き継ぎ、紀元前1000年以降も、持続して高度な文化があったと思う。 「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世…

日本の謎の古代史(7)遮光器土偶 シャコちゃん考 高度な古代文化のこん跡(3)

前回の続き。 天理参考館の縄文時代コーナー(常設展示) 参考館の縄文時代・画期 紀元前300年まで *注意;参考館の縄文時代・画期は紀元前300年まで。ここで紹介する展示品は紀元前1000年~同300年の遺跡からの出土品。近年、紀元前1000年を…

日本の謎の古代史(6)津軽平野 亀ヶ岡・十腰内文化 高度な古代文化のこん跡(2)

岩木川 十三湖 前回の続き。 十腰内は「とこしない」 ***** Googleマップをみて、海退期(三千年前~二千年前)の津軽平野を想像してみよう。緑の濃い薄いで見る。 三千年前、海が最も深かった頃よりも4~5メートル海が浅くなり、現在の海岸線一帯(…

日本の謎の古代史(5)北海道・北東北の縄文遺跡群 高度な古代文化のこん跡(1)

(注意)本記事は考古学の時代画期が難しい東北・北海道の内容のため、各地元の表現に沿って記述しています。例)亀ケ岡石器時代遺跡など。考古学の(新旧)画期の定説は本州中央・九州・四国のもので、沖縄、東北・北海道には、それぞれ独自の画期がありま…