はじめに
数年前から紹介してきた史跡をまとめて #ヤマト創世記 #隠国(こもりく)のマップを作ってみました。眺めていて忘れられた古代史の点と線が浮かび上がってくることに気が付きます #野見宿禰 #土師氏 #箸墓古墳 #ホケノ山古墳
目次
本文
ヤマト創世記 隠国(こもりく)の地図
この三連休は雨模様で、久々自宅。
時間があったので、ヤマト創世記(弥生時代~古墳時代)の 隠国(こもりく)の地図を作ってみました。
もちろん完成ではありませんが、原始三輪山(もとみわやま、榮長増文氏)も参考に、当ブログで紹介してきた『点』をマッピング。
三輪山(地図中〇)の裏側、奈良盆地から見れば標高の高いエリアに、かつて大きな文化圏-隠国の文化圏-が存在しており、当ブログで紹介した点の数々は、そのこん跡です。
野見宿禰 ・土師氏のライン
ざっくりとですが、埴輪と相撲の祖、古代の工人集団 土師氏(はじし)の祖、野見宿禰(のみのすくね)に関連する点と線を描いてみました。
少し以前の記事のリンクをいくつか貼っておきます。興味ある方は各、ご覧ください。
なお、土師氏の血統、つまり野見宿禰の子孫に 菅原道真公 があらわれます。
土師氏のライン?
以前、箸墓古墳とホケノ山古墳は中間の堂ノ後古墳を挟んで、墓域中心となる後円部中心がラインに並ぶことから、この3つの古墳は一体の祭祀空間でないのか?と紹介したことがあります。
隠国のマップを作ってみて、ラインが巻向山の水神社(埴土の土取場)に向かっている ことがわかりました。
上の記事(210812)中で『(箸墓)の「箸」は「土師」に由来し「土師氏が造った墓」と言う意味で『箸墓』になった』という出雲伝承(口伝。斎木雲州氏)を紹介しましたが・・・「埴土=土師の土」と「箸墓」が繋がりましたね。
細かな考察は今後ですが、当ブログでたびたび取り上げる出雲伝承が ここでも繋がった ことを書き記しておきます。
出雲伝承や原始三輪山など、先人の歴史書を読み切るには、教科書で教えられた古代史をいったん忘れ、歩き、こん跡の点と線を繋ぎ、考えてみることが大切です。