はじめに
前回の続き #波切不動明王 京都市の案内板には「四国路、東寺、高野山などの霊地に参っても #弘法大師 のお地盤(おじば)であるここの #不動明王 に参らないと御利益が頂けない」と。優しい柔らかな表情が印象的
目次
本文
浪切不動明王(なみきりふどうみょうおう)
お堂は南東に向いており、堂前の石碑には 東寺執行(とうじしぎょう) と刻まれています。
(執行については前回記事①をご覧ください)
【案内板②】境内のナミキリ不動明王
途中から)境内に在るナミキリ不動明王は、弘法大師のお地盤(おじば)の明王と云はれ、四国路、東寺、高野山などの霊地に参りても、ここ弘法大師のお地盤の明王に参らざれば、御りやくが、頂けないのだと云って、有名である。
お地盤(おじば) の意味を十分に理解できていないですが、弘法大師とたいそう縁のある不動明王といったニュアンスは伝わってきます(神道でいうところの地主神(守護神)というほどの意味かも知れません)
先日紹介した、東寺・大師堂(西院御影堂)の弘法大師の念持仏で、高野山に向かう空海さんに、別れの涙を流したという不動明王像(秘仏、おそらく木造)とも関係が深いように思います。
波切不動明王
数段の石段を降りたところの奥に波切不動明王がおられます。
石室のような空間の中に祀られている景色は、つい最近で見覚えが。
先月、太秦(うずまさ)でお参りした、お稲荷さんの雰囲気(蚕ノ社と天塚古墳)とソックリ!
暗くて、少し遠くて、よく見えませんが、他のお不動さんに比べて、優しい柔らかな表情をされているように思いました。
波切不動明王 境内
【0514追記、波切の由来】
コトバンク(波切不動とは)には「弘法大師の持仏と伝えられる教王護国寺(東寺)西院御影堂安置の秘仏」(前回紹介)と紹介されています。絶対秘仏の像容と同じ、あるいは、似ている可能性がありますね。
遣唐使船での厳しい航海の安全を守護した不動明王ということのようです。
お堂の向かいに住んでおられる三輪さんが、ちょうど朝の境内の水撒きをされていて、阿刀氏のこと、お堂(お社)のこと、管理の現状など、聞かせていただきました。
三輪山信仰ともご縁のある(案内板)境内。その向かいに長く住んでおられるのが『三輪さん』・・・御本人はわからないとおっしゃってられましたが、古代妄想がソソられますね。笑