桑の木でつくった男女一対の木像を御神体とした #オシラ講 の信仰と #津軽三十三観音霊場 巡礼の伝統。第一番札所 #久渡寺(くどじ)。毎年5月の大祭では津軽各地の家庭や集落から持参され、重ね着させた #オシラサマ を祭壇に並べて祈りを捧げる大祭が催されるそうです
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護國山 観音院 久渡寺(くどじ)
(40.53984255543722, 140.4295302627105)/青森県弘前市坂元山元1/弘前市内から車で約20分。専用駐車場あり
各札所で唱える御詠歌があります。
(ふだらくや めぐみもふかき かんぜおん つみもむくいも はらすみやだて)
旧暦4月(現在は5月15・16日)、津軽各地の家庭や集落から持参され、衣裳を重ね着させたオシラ様を本堂の祭壇に並べて祈りを捧げる大祭が催されるそうです。
巡礼を重ねるほどに、それぞれのオシラ様の神格が上がると云われています。
灯火に照らされ、本堂にずらりと並んだオシラ様は壮観でしょうね。
戦前まではイタコさんが御詠歌やオシラ祭文を唱えることが普通でしたが、今ではイタコさんの姿を見ることは無くなったとのこと。
境内の個性的な石造たち
観音堂そばには、稲荷堂などのいくつかの小さな祠があり、個性的な石造が並べられていました。
ユニークで、印象に残る表情の狛犬さんとお稲荷さん。
参拝当日は津軽の晩秋、穏やかな晴れの日で、午前中の光が樹々を輝かせていました。