ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

津軽三十三観音霊場

【オシラサマ巡礼】津軽三十三観音霊場 第一番札所【久渡寺】

桑の木でつくった男女一対の木像を御神体とした #オシラ講 の信仰と #津軽三十三観音霊場 巡礼の伝統。第一番札所 #久渡寺(くどじ)。毎年5月の大祭では津軽各地の家庭や集落から持参され、重ね着させた #オシラサマ を祭壇に並べて祈りを捧げる大祭が催さ…

【松倉神社(2)】あの世(磐座)で絶景を眺め、この世(鳥居)に戻る

前回の続き。津軽 #松倉神社(松倉観音堂)#奥宮。#梵珠山 山頂近くの巨大な岩山は神霊が鎮座する #磐座。私たちのご先祖様と同じく東に #岩木山 #津軽平野 #日本海を一望する絶景に #あの世 を垣間見た気分になりました 目次 松倉神社 奥宮が鎮座する岩山 …

【松倉神社(1)】道しるべの観音さまに見つめられて山奥のお社に参拝【津軽三十三観音霊場・第二十五番】

江戸期に始まり盛んになった #津軽三十三観音霊場 めぐり、第二十五番札所 #梵珠山 #松倉神社 に参拝。山道の参道には三十三体の観音さまが並んでいました。山奥のたいへん古いお社の創建は飛鳥~奈良時代と伝えますが、それよりも古い磐座信仰の聖地であっ…

【津軽の北斗七星】伝説と史実のサカイ目。伝説の中の史実を探してみる。

五所川原 #立佞武多(たちねぷた)2013年作品『陰陽 梵珠北斗星』には古代史のビッグネームが続々登場(#阿部比羅夫 #坂上田村麻呂 #小野春風 #安倍晴明)征夷の鎮守府は北方交易で栄えた #津軽大里 の権益を守るため蝦夷の力を抑えるあらゆる努力を行ったよ…

【恐山菩提寺(3)】「あの世」をめぐって「この世」に戻る霊場体験

く> はじめに 現世からあの世の地獄と極楽をめぐり、また(生まれ変わって)この世に戻ってくるのが #恐山菩提寺 の霊場体験。目まぐるしく変わる天候と大自然の景色の中、歩きます。#賽の河原 #極楽ケ浜 目次 恐山菩提寺 「あの世」めぐり(10月17日参拝) …

【恐山菩提寺(2)】カルデラの自然景観で仏教世界を描いたデザイニング

はじめに 火口クレーターのカルデラ #宇曽利山湖 を囲む八峰を蓮華の花びらと見立てた中に咲く #恐山菩提寺。北三峰中心の地蔵山と南五峰中心の釜伏山を軸として山門から奥の院不動明王までを直線配置。#慈覚大師 #円仁 目次 恐山菩提寺(青森県むつ市田名部…

虹の彼方に【恐山】

はじめに 青森市から #下北半島 を北上する途中 #陸奥湾 を挟んで はるか #恐山 の方向に虹のアーチ。まるであの世への門が開いたみたい #宇曽利山湖 #大尽山 #恐山菩提寺 #三途の川 目次 恐山参拝グッズ 虹の彼方に恐山 霊場恐山の入口。三途の川 恐山菩提…

【お岩木さまの麓 厳鬼山神社】十腰内(とこしない)の鬼伝説

はじめに 岩木山三峰の北側が #厳鬼山。その麓一帯の十腰内(とこしない)の #厳鬼山神社 に参拝。一風変わった地名は #鬼伝説 に由来するそうです。神社の近くに #猪型土製品 の出土で知られる #十腰内遺跡。遮光器土偶とほぼ同じ時代、装飾的文様から #亀…