10月末日の朝、空に浮かんだ月と朱色の #お岩木山 を眺めながら弘前市から #猿賀神社 へ。隣接する #鏡ヶ池 中島に浮かぶ #胸肩神社 も鮮やかな朱色。古い水神・龍蛇神信仰の地は、ハスの北限の地
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本文
朱いお岩木山
毎年秋に津軽に通って数年、こんな穏やかな晴天ははじめて。
道すがらの景色。空に浮かんだお月さま。
朝の光に映える山腹、紅葉の朱い衣装をまとったお岩木山。
胸肩神社(猿賀神社境内地)
(40.6164769, 140.5640263)/〒036-0242 青森県平川市猿賀石林/猿賀神社の参拝者用駐車場あり。弘前市内から車で東に約20分
御祭神:市杵島姫命(いちきしまひめ、弁天様)
鮮やかな朱は弁天さまのお社。
岩木山神社、高山稲荷神社とともに津軽三大神社と称される 猿賀神社 に隣接した鏡ヶ池の中島に鎮座する 胸肩神社。
「胸肩」は宗像(むなかた)の古い書き方*1で、宗像大社(福岡県宗像市、宗像三女神の一柱・市杵島姫命)を江戸期に勧請した社です。
もともと弁天様を祀る社として崇敬されていましたが、明治期の廃仏毀釈で、御祭神は市杵島姫命とされました。
猿賀神社は 深砂宮(神蛇宮) として平安期(807年、大同2年)の創建。
ゆえに一帯は古い時代から水神・龍蛇神信仰の地で、猿賀神社は胸肩神社とともに 辰年・巳年の守護社 として崇敬されています。
北限のハス
枯れたハスの葉っぱが朝の光に照らされています。
鏡ヶ池のハスは 北限のハス だそうです。
見ごろは遠に過ぎても、枯れた景色も「わびさび」を映して美しいですね。
中島の本堂
*1:九州の地図を拡げると、国東半島を頭としたヒトガタの胸と肩のあたり、ということから「胸肩」の名が付いたと出雲伝承。海人族の視点から生まれた地名です