ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

大阪府立近つ飛鳥博物館 仁徳天皇陵ジオラマ(150分の1)で遊ぶ

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古墳の周囲には水鳥も泳いでいた。和の五王時代(古墳時代)、水鳥が国のシンボルであった可能性もある

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大阪府立近つ飛鳥博物館の目玉、仁徳天皇陵ジオラマ。実物の150分の1、使用しているミニチュア人形約3000体

世界遺産登録記念の「百舌鳥・古市古墳群と土師氏(はじし)」という特別展が9月29日まで開かれているので大阪府立近つ飛鳥(ちかつあすか)博物館に行ってきた。(博物館の守備範囲は飛鳥・古墳時代

古墳時代、大阪に難波宮(なにわのみや)の都があった時代、本来の飛鳥を「遠つ飛鳥」、現在の大阪府羽曳野市飛鳥あたりを中心に「近つ飛鳥」と言った(古事記)。近くの太子町には聖徳太子の墓のある叡福寺(えいふくじ)や太子の父上・用命天皇の墓とされる墳墓もあり、一帯に「もうひとつ」の中枢があったことを伺わせる。

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土師氏(はじし)と言えば「はにわ」だが、それは別の機会に。この記事では博物館の目玉「仁徳天皇陵ジオラマで、巨大古墳造りをお伝えしようと思う。

その前に。

貴重な三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)を触ることができるヽ(´∀`)ノ

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どれどれ(..)・・・ヽ(;゚Д;゚ )ギャァァァ。パズルでした(´▽`)

仁徳天皇陵の造営

墓域には職業集団ごとの集落が築かれ、食糧、材料の備蓄や供給基地も整備されており、ひとつの都市国家のようになっていたことがわかる。

ゼネコンの大林組が、仁徳天皇陵の造営には16年の歳月、延べ680万人の労働力を要したと試算している。1日平均・約1200人の労働力を16年維持した計算だ。ピーク時には3000人ぐらいの労働者が連日作業したと想定される。

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真横から。前方部と後円部に高さがある

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円筒埴輪。前方後円墳遠景のしましま模様は円筒埴輪がズラリと並んでいる様子

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ボタンを押すと書いてある場所がスポットライトで光るようになっている

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(左)玉造(右)鍛冶

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(左)居館(上級者)(右)倉庫群(食料や道具の備蓄)

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埴輪(はにわ)づくり

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(左)造営キャンプ(労働者の宿舎・飯場)(右)大王(おおきみ)の宴

新しい仲間

開物発事が大阪府立近つ飛鳥博物館に行くと、お仲間が増えることになっている。

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「腰掛ける巫女」「犬」。いずれも新作

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ヤタカラスブラザーズ。先日つくったお問い合わせ(PC版サイドバー)で働きます

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