立秋が過ぎ残暑見舞いの季節になりましたが、一ヶ月前の盛夏に行われた今年の #祇園祭(前祭)。#山鉾巡行 当日朝の #八坂神社の風景。手水舎には華が溢れ舞殿には御神霊を載せた三基の神輿
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京都 八坂神社
8月8日は立秋…早くも残暑お見舞の季節になりましたね。
写真は約一ヶ月前、盛夏の7月17日。
祇園祭の前祭(さきまつり)山鉾巡行当日朝の、京都八坂神社の様子。
社伝によると、平安京以前の飛鳥時代・斉明天皇の御世(656)、
岡崎の地に素盞嗚尊(すさのおをのみこと)*1を祀ったのが始まりとされています。
祇園祭は平安時代の貞観十一年(869)、貞観大地震という天変地異、各地の疫病流行を受けて当時の国の数に合わせた六十六本の矛を立て、神泉苑(しんせんえん) に神輿を送り、鎮まりを祈った御霊会(ごりょうえ、怨霊退散の祀り)を起源とするもので、天禄元年(970)ごろから毎年行われるようになりました。
きゅうり封じ
御神紋の「唐花木瓜紋(からはなもっこうもん)は、キュウリ(ウリ)の断面を表します。
平安京の岡崎一帯はキュウリの産地で、当時、疫病はキュウリ(食品鮮度の低下や汚水)を通じて流行するという現代の衛生観念に近い認識があったのか…
約一ヶ月続く祇園祭の期間(現代は7月1日〜30日)は、京都では今でも きゅうり封じ(きゅうり断ち) の風習が(一部)残っています。
十五世紀の応仁の乱、太平洋戦争などで中断されながらも一千年続いて来た祭り。
2020〜2022年のコロナ禍による中断も、長い歴史の中の1コマとなりました。
御神霊を載せた三基の神輿
三基の神輿は、前祭の山鉾巡行が終わると、境内を出て四条通りの御旅所に遷り後祭を迎え、
後祭が終わると神霊は御本殿に戻ります。