太宰府天満宮を訪れたのが、4月30日の夕方、あいにくの雨の上に、大混雑。
ゆっくりできる時間もなかったため、翌5月1日、人出が少ない朝に出直した。
本殿を参拝、令和の御朱印をいただいた後、いつものウロウロを始めた。
道真公が鎮座される本殿に行く方とは逆、入口案内所の向こう側に「浮殿」という社殿がたたずんでいた。
古神社で「浮」はクニウミ系の言霊のひとつで、まつわる神様が居られる場所である。
ほとんどの人は本殿に向かい、こちら側に来る人はほんのわずか。
まさか。イワクラがあるかもしれない・・・
「4つ目」の小さな太鼓橋を渡り、一礼しドキドキ、格子の隙間から中を覗きこんだ。
テツクラ?、いや、テツダマがあった。
ポカ~ンとして浮殿の横、地面に近いところ、小さな案内板に目が行った。
本当にキラキラするけれど何の意味もない(Really shiny stuff that doesn't mean anything)
ライアン・ガンダー(Ryan Gander) 平成23年(2011)
と書かれていた。
そういえば観光ガイドに、2006年から「太宰府天満宮アートプログラム」が始まり
境内でモダンアート散策も楽しめるイベントを開いている、と書いてあったのを思い出した途端、吹き出した。
太宰府天満宮さん。まいりました
他にもいくつかのオブジェが境内に仕込まれているらしい。
また、ウロウロ、探してみたいと思う。
浮殿についても案内板があった。
元々、心字池(しんじいけ)あたりにあったらしい。
新しい今の場所に、厳島(いつくしま)社・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の小さなやしろもあった。浮殿と一緒に引っ越されたのだろう。
弁天さまとしてよく知られている女神さまだ。ここに居られた。