大阪の夏祭りの皮切り #愛染祭。6年ぶりに夜店の屋台が復活して祭の雰囲気を盛り上げます。本堂では#愛染明王 ご開帳。見ごろのノウゼンカズラが巻き付いた桂の木(霊木)は #愛染かつら といわれ #恋愛成就 #夫婦和合 の信仰されています
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本文
6年ぶりに屋台が復活した愛染祭(あいぜんまつり)
(34.65757647260722, 135.5126336487939)/大阪市天王寺区夕陽丘町5−36/大阪メトロ谷町線・四天王寺前夕陽ヶ丘駅から徒歩5分
大阪の夏祭りシーズンの始まりを告げる愛染祭(毎年6月30日~7月2日)*1
コロナ前の2年、屋台に関して、地元と主催者の間でいろいろあって出店が一時中止されたのを含めて、実に6年ぶりに屋台の出店。
子どものころにくらべて、出店範囲とお店の数はずいぶん縮小しましたが、屋台があるとやっぱり雰囲気が盛り上がりますね。
愛染堂勝鬘院
愛染堂は、四天王寺の四箇院(しかいん)*2のひとつ、施薬院として、推古天皇元年(593)に、聖徳太子によって建立されました。
四箇院は仏教の教えによって設けられた、現在でいうところの福祉施設で、施薬院は薬草を栽培し人々の病に与える役割でした。
聖徳太子がここで勝鬘経(しょうまんきょう)を講じ、経に登場するインドの勝鬘夫人像を祀ったことから勝鬘院(しょうまんいん)と呼ばれるようになったと伝えられます。
多宝塔は、織田信長公の大坂石山本願寺攻めで一度焼失しましたが、後に豊臣秀吉公が再建した(1597)建物で、大阪市内で最古の木造建造物です(国の重要文化財)
愛染祭 境内の様子【愛染明王と愛染かつら】
愛染祭の期間だけ開帳される本堂の愛染明王。
桂の老木(葉っぱはハート形)に、見ごろのノウゼンカズラがからんだ 愛染かつら
ノウゼンカズラの花はほんものです。造り物ではありません。
祭りの明かりに、あでやかさがいっそう増しています。
樹齢数百年といわれる巨大な桂の木に、ノウゼンカズラのツルが巻き付き、桂とカズラが一体となったその姿は、まるで男女が寄り添っているように見えるので、恋愛成就や夫婦和合の霊木として信仰されています。この霊木の前に二人並んで立ち、愛を語り合った男女は、たとえ二人がどんなに苦難にあろうと、やがて結ばれるという古い言い伝えががあります。
こちらは造花です。
大阪の夏祭りといえば 龍踊り
一人で踊り続けて10分。これはシンドイでしょうね。
龍踊り
— 開物発事 (@Kai_Hatu) 2023年6月30日
at #愛染祭
約10分の長丁場。お疲れさま pic.twitter.com/ybK3Ms0WsV
6月30日の午後、大阪新町の芸者さんが宝恵かご(ほえかご)に乗って境内に入り、祭りのスタートを知らせます。