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まとめ
葛城市 #當麻寺 の #中将姫 をモデルにしたのが #生薬 #中将湯。ツムラ創業者は奈良県の母の実家に古来から伝わる #婦人薬 の妙薬を商品化しました。#トウキ #シャクヤク #ケイヒ(#シナモン)など16種配合の処方は発売から130年の歴史。 #当帰 #芍薬 #桂皮 #大和当帰
本文
先日、紹介した奈良県葛城市の當麻寺(たいまでら)には中将姫の伝説があり、姫をモデルにしたのが生薬の中将湯(ちゅうじょうとう)です。
中将湯(ちゅうじょうとう)
漢方薬・ツムラの初代・津村重舎(つむらじゅうしゃ)が明治26年(1893年)に東京日本橋で販売を始めて130年の歴史なんですねぇ。
詳しいお話は、日本家庭薬協会さんのサイトで紹介されていますので、興味のある方はご覧ください。
女性生薬の代表格、トウキとシャクヤク
● トウキ(当帰)は血液循環を高め、貧血・冷え性・月経不順などとそれらの充血症状で生じる痛みに効果があるとされています
● シャクヤク(芍薬)は鎮静・鎮痛のほか、抗炎症、筋肉のリラックス作用があるとされています
中将湯にはトウキとシャクヤク、ケイヒが多くブレンドされています。
● ケイヒ(桂皮)はニッキ・ニッケイですが、シナモンという方がわかりやすいですね。身体を温めてくれます。
旦那、当(まさ)に帰る
トウキにはこんな話があります(似たような話がいくつかあります)
病気で子どもができず、旦那に浮気された嫁が、トウキを摘んでお茶にして飲んでいるうちに、元気になり、ザラザラだったお肌がしっとりツヤツヤ、見違えるように美しくなり、旦那さんが嫁の元に帰ったとさ。
立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花
(万葉集 ウソ)美しい女性を褒め称える歌です( ´∀`)
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古い昭和の時代、プロ野球の阪急ブレーブスに加藤秀司選手がいました。ライバルの近鉄バッファローズ戦ではやけに活躍。そこで近鉄ファンがこんな応援歌?を作りました
打てば三振 守ればエラー 走る姿はボケの花
ちなみに私は南海ホークスファンだったので、そんなお下品な歌を歌ったことはございません(´▽`)
大和当帰(ヤマトトウキ)
トウキには、オオブカ種とホッカイドウ種の二つの系統がありますが、生薬で使われるのは、オオブカトウキの方です。
奈良と和歌山の県境に近い「大深」の地名にちなみ、江戸時代から「大和当帰」として知られていました。
明治以降、奈良県が主要産地で、需要の縮小で栽培面積が減りましたが、現在は宇陀市が大和当帰ブランドの再興に取り組んでいます(食品、化粧品)