ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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【語るなかれ・聞くなかれ】清浄神秘の霊場 紅葉の霊山 湯殿山神社本宮【三関三度と敬神崇祖】

はじめに

紅葉につつまれた出羽三山山形県) #湯殿山神社本宮 にお詣りしました。出雲の三神が御祭神。お湯が湧き出す巨岩が御神体で触れると人々は生まれ変わりを体験するといわれます。古来より #語るなかれ #聞くなかれ の戒め。本宮のご神域は撮影禁止です

目次

お父上の第32代崇峻大王の暗殺(593年)直後、聖徳太子の助力で飛鳥の京から日本海経由で脱出し、出羽三山を開いた蜂子皇子(はちこおうじ)。出羽三山とは羽黒山(標高414m)、月山(標高1,984m)、湯殿山(標高1,500m)の総称です。

湯殿山神社 大鳥居

今回は、紅葉につつまれた湯殿山神社本宮にお詣りしました。

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紅葉につつまれた湯殿山神社本宮 大鳥居

御祭神:大山祗命(おおやまつみのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)

お山全体が『山の神』として祀られ、ご神域には拝殿も本殿もありません。お湯が湧き出す巨岩が御神体で、お湯に触れると人々は生まれ変わりを体験するといわれています。御神体に直接触れることができる全国で数少ない神社のひとつです。

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湯殿山神社本宮 ご神域地図 日本遺産(文化庁)の案内板

大鳥居(レストハウス)のある所から本宮への参詣道は、徒歩(1.1km、20~30分)またはバス(5分、一般車は通行禁止)でお詣りします。

湯殿山 本宮までの参詣道 紅葉の景色

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橋から 本宮の方、ふもとの方

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橋付近の三つの滝

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月山の方向

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片膝をたてた姥神(うばがみ)様。案内板では姥権現。いかにも神仏習合

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姥権現

語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな(芭蕉

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湯殿山神社本宮

かの松尾芭蕉翁が本宮をお詣りした際、古来よりの戒め『語るなかれ』『聞くなかれ』を守り、ただ一句。

語られぬ 湯殿にぬらす 袂(たもと)かな

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湯殿山神社本宮 御由緒

三関三度と敬神崇祖

三関三度(さんかんさんど)とは『羽黒山で現世利益、月山で死後の体験、湯殿山で新しい生命(いのち)をいただいて生まれ変わる』という信仰です。

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本宮ご神域前の大黒様

出羽三山は自然崇拝、山岳信仰などを通じて『神を敬い、祖先を崇めること』を重視しています。

この敬神崇祖(けいしんすいそ)の姿勢が、神仏習合の姿そのものですね。

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ここから先は、古来よりの作法にのっとって撮影禁止。『語るなかれ』『聞くなかれ』

百聞は一見にしかず、機会があれば、ぜひ、お詣りして、見て・触れてください。

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湯殿山神社本宮

帰り道は下りでラク。足元はホカホカ。あらためて紅葉を楽しみながら大鳥居まで下りてきました。

途中、西行法師が伊勢神宮をお詣りした時に詠んだ『なにごとの おはしますかはしらねども かたじけなさに なみだこぼるる』の詩が、ふと頭に浮かんできました。

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玉姫稲荷神社から大鳥居

御朱印とおあか

自分としては珍しく御朱印をいただきました。

『おあか』は、御神体の巨岩から湧き出すお湯の成分を粉にしたもので、巫女さんにお聞きすると、家に帰ってお風呂に入れてお使いくださいとのこと。祓いの意味があるそうです。

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レストハウスで山菜そば。

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