ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【ヤタガラス】鳥の姿と三本足のヒミツ・考【八咫烏】

はじめに

日本神話 神武東征で登場する #八咫烏(#ヤタガラス)熊野から大和までの遠く入りくんだ道のりを導いたカラス。鳥の姿と三本足のヒミツを考えてみました #飛鳥 #出羽 #三山信仰 #サルタヒコ #大神神社 #椿大神社

目次

本文

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ヤタガラスのおみくじ。左は上賀茂神社(京都)。右は阿部王子神社(大阪)

いわゆる熊野信仰に関連していると思われますが、例えば、京都の上賀茂神社下鴨神社にも伝承が残されています。

そのあたりは以前に考察(古代妄想)していますのでよかったら。簡単にいえば、熊野にいた勢力は北極点あるいは北の星座を見て大和・山背に北上した可能性があります。

ちなみにライン中間あたりに畝傍山奈良県橿原市)東経は"E135°47′05″"。畝傍山はほぼ熊野-下鴨のライン上に並びます。

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京都下鴨神社のヤタカラス

京都下鴨神社賀茂御祖神社)の七不思議のひとつ カラスの縄手

ヤタガラスの三本足は縄手・・・目的の地への幾筋もの長い細い道のり をあらわしていることがわかります。

この点は、神武東征(熊野信仰)のイメージと合います。

それにしても日本人は、縄文以来、 をさまざまなモチーフに使います。

道は見えない縄(キズナ)で繋がっているという信仰(阿須波の道、坐摩神)もありますしね。

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鴨の七不思議 カラスの縄手 説明板

「カラス」とは、下鴨神社におまつりされている御祭神・賀茂建角身命は別のお名前があり、「ヤタカラス」(太陽という意味です)と呼ばれています。「ナワテとは、細い(せまい)長い道ということで、ヤタカラスの神様へお参りする長い参道との意味です。古くは、糺の森(ただすのもり)の木の間を分けて数すじもの細い参道がありました

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全国各地にヤタガラス

他に、例えば 山形県出羽三山

出羽は『いでは』と読み、羽黒山の名の通り、黒いヤタガラスが舞い降りた山という伝承。

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ヤタガラスとは何か?

熊野も出羽も三山信仰。京都は今のところ山が多すぎて(東山三十六峰など)よくわかりませんが。笑

私がかつてお参りした神社では、奈良県大神神社(おおみわじんじゃ)、三重県椿大神社(つばきおおかみやしろ)も実は三山信仰がベースにあるのではないかと考えています。

飛鳥は、三輪山を頭にして、羽根を休めて飛び立とうとする鳥のイメージから生まれたという説があり、私もそう考えています。

三つの輪は三山に通じます。

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柿本人麻呂 大鳥の羽易の山(おほとりのはがいのやま) 顕彰碑(明日香村橘寺)

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椿大神社の場合は、ヤタガラスの姿をした三山の元に、神を導くのは(御祭神の)道祖神サルタヒコ。という理解でよいでしょうか。

このあたり、まだ頭が整理できていませんが、いろいろと古代妄想が進んで楽しいですね。

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椿大神社は、高山入道ケ嶽、大国見山、短山椿ケ嶽(大日山)三山の麓に鎮座

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