ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

ヤタカラス

【出羽三山信仰とヤタガラス伝承・考】福島市信夫山 三山詣(月山神社・湯殿神社)

福島県福島市内 #信夫山。山中に #出羽三山 の信仰場、羽黒神社 #月山神社 #湯殿神社 が鎮座しています。三山詣りの後半。お詣り後、下山して大鳥の姿 #ヤタガラス(#八咫烏)が見える場所を見つけました #御山 目次 信夫山 出羽三山詣り 羽山 月山神社 羽山…

【カラスの縄手】鴨族(賀茂家)のこん跡を追って京都・奈良・大阪。今も羽ばたくヤタガラス

京都 #下鴨神社 #七不思議 のひとつとして伝えられる #烏の縄手 は古代からの暗号。古代 #鴨族(賀茂家)の歴史において #ヤタガラス は豊穣を祈る信仰の対象であったようです #上賀茂 #藤原京 #生駒 目次 下鴨神社 烏の縄手 上賀茂のヤタガラスと縄手地名 …

【大田の小径】上賀茂の大鳥(ヤタガラス)の懐を歩く【深泥池】

三週連続で #上賀茂ウォーキング。とりあえず締めの今回は #深泥池(みどろがいけ)から。#上賀茂の大鳥(#ヤタガラス)の懐を #大田神社 まで歩きました。古都らしい風情、長い竹垣と柴垣の静かな散歩道 目次 深泥池(みどろがいけ) 大田の小径(こみち) …

【鴨の山】【ヤタガラス】上賀茂神社の立砂が二つの謎。賀茂の古代信仰の原点を眺める【上賀茂の大鳥】

上賀茂神社 #立砂 と眷属 #ヤタガラス(#八咫烏)の謎。あらためて上賀茂一帯を歩き、弥生時代に始まる古代 #山背 #鴨縣主(かものあがたのぬし、大和から移住した鴨族)の信仰について考察 #源頼貞 #藤原俊成 #紫式部 目次 上賀茂神社、立砂が二つの謎 鎌倉…

【上賀茂ウォーキング】大田神社~社家町~上賀茂神社【ヤタガラス考】【賀茂なす】

京都 #上賀茂 ウォーキング。古代 #賀茂族 のはじまりの社 #大田神社 から #社家町 を #明神川 に沿って歩き #上賀茂神社 へ。近畿の梅雨入り直前の晴天で蒸し暑かったですが、境内の水音に涼みました。#神山 #賀茂なす #ヤタガラス 目次 濃い緑が美しい大田…

【阿倍王子神社(1)】導きのヤタガラスの社【熊野街道】

京都伏見から淀川を下り、天満の八軒家浜に上陸。大阪市内を南北に縦断する #上町台地 を南に下る #熊野街道。遠い紀伊路への休憩と遥拝のために設けられた熊野九十九王子の一社。#阿倍王子神社 前半 目次 熊野街道(大阪市内) 阿倍王子神社 遥か熊野へ。導…

【熊野若王子神社】後白河法皇の創建 洛中熊野三山の一社

はじめに 京都東山(白川)#哲学の道 の南の起点に #熊野若王子神社。#後白河法皇 建立 #洛中熊野三山 の一社。熊野の那智大社に対応。御神紋は梛(なぎ)の葉をくわえた #八咫烏(やたがらす)。かつて境内にあった地仏堂の薬師如来坐像は国宝(奈良国立博…

【四天王寺・亀の池】季節を観る 古代の水鏡のカレンダー【藤原京・醍醐池】

はじめに 先日は #夏至。一年で一番日が長く高い日でした。私たちのご祖先様は太陽の動きで季節を計るために #水鏡のカレンダー を利用したようです #四天王寺亀の池 #藤原京醍醐池 #二十四節気 #春分 #秋分 #冬至 目次 藤原京・醍醐池 四天王寺・亀の池 本…

【瓢箪山稲荷神社(1)】秀吉公も見た 生駒の大鳥【千成瓢箪・妄想話】

はじめに 天守閣に上った #豊臣秀吉。大坂城の巽の方 生駒山の大ガラスの足元に #ふくべ稲荷 を勘請。ふくべは #ヒョウタン のことでこれにて #千成瓢箪となる? #瓢箪山稲荷神社 #保食大神 #瓢箪山古墳 目次 妄想・千成瓢箪(譚) 瓢箪山稲荷神社(東大阪市…

【ヤタガラス】鳥の姿と三本足のヒミツ・考【八咫烏】

はじめに 日本神話 神武東征で登場する #八咫烏(#ヤタガラス)熊野から大和までの遠く入りくんだ道のりを導いたカラス。鳥の姿と三本足のヒミツを考えてみました #飛鳥 #出羽 #三山信仰 #サルタヒコ #大神神社 #椿大神社 目次 京都下鴨神社のヤタカラス 全…

久しぶりの平城京。通過するのは近鉄電車と「日月」の結界ライン

はじめに 久しぶりの #平城宮跡。周囲が #平城宮跡歴史公園。中を #近鉄奈良線 が通過。今夏に近鉄と奈良県の間でう回ルートの協議が始まりました。今のうちが見納めかも。#朱雀門 #太極殿 #太極院殿(復元工事中) #四神日月 #結界 #平城宮跡資料館 目次 奈…

【大嘗宮】聖地(悠紀殿と主基殿)を守る最強の結界【3種の植物と国栖人】

一般公開(皇居東御苑)が12月8日(日)で終了した大嘗宮(だいじょうぐう)。 大嘗宮 南神門 黒木鳥居(クヌギ)ACより 大嘗宮 柴垣(クロモジ)ACより 南神門(黒木鳥居)から向こう(北)側、柴垣で囲まれた所は「聖地」で、柴垣は「聖地」を守る結界…

等彌神社(4)八咫烏(やたからす)の御神像・雑考

等彌神社(とみじんじゃ)に興味をもったそもそもの理由。 熊野から山背に至る「長い道のり」のヤマトでのこん跡を探すためだ。 www.zero-position.com (本記事は前回から続いてます、以下、少し前回のリピート) 北極星が結ぶ二つの神社にヤタカラスの出発…

等彌神社(3)謎の神像は御神宝 二本足でヒトガタの八咫烏(やたからす)

訂正とお詫び このシリーズ初回の記事について、指摘があり、確認したところ御神紋は光輝く「トビ(鵄)」でした。最初に「八咫烏」と書いていましたが、訂正しました。 www.zero-position.com 神武東征神話の要約(日本書紀、古事記) カムヤマトイワレビコ…

等彌神社(2)御神体の鳥見山のいただき「鳥見の霊畤(れいじ)」にお詣り

(四回シリーズ) www.zero-position.com 下津尾社、上津尾社をお参りした後、早速、御神体山の鳥見山に登ることにする。 手水舎で清めて杖をお借りする。 気になる神像については、鳥見の霊畤にお参りしてから。 等彌神社 神像 レプリカ お詣りの山道には、…

等彌神社(1)三輪山の南 鳥見山のふもと 輝くトビ(鵄)の御神紋と謎の神像 ヤタカラス(八咫烏)

等彌神社(とみじんじゃ、奈良県桜井市) 桜井市の鳥見山(とみさん) 以前から気になっているのが、奈良県桜井市の鳥見山(とみさん)。 標高245メートルの低山で、ふもとの等彌神社(とみじんじゃ)の御神体山だ。 鳥見山は、大神神社(おおみわじんじ…

あおによし! 宇陀市 八咫烏神社 建角身命(つぬみのみこと)を祀る葵の御神紋 色鮮やかな青と赤

八咫烏神社(奈良県宇陀市) 九月初旬、残暑厳しい最初の三連休に宇陀市を訪れた。 地図的には、三輪山のある桜井市から中央構造線の北側に沿って東、最初の盆地、というのがわかりやすく、 江戸期、大阪からの「おかげ参り(お陰、お伊勢参り)」のコース(…

神話と導きのトリックスター ワタリガラス ヤタガラス 雑考

目次 ファースト・ネーション(カナダ先住民)神話のRaven(ワタリガラス) アイヌ伝説のカラス クリル(千島)列島を渡るワタリガラス 世界の神話に共通する「導く者」のイメージ トリックスター (trickster) ヤタカラス神話 出羽・羽黒 もうひとつのヤタ…

上賀茂神社(1)賀茂別雷神社・創建前後の歴史解説★

上賀茂神社の立砂。本殿に向かう手前の細殿・前にある。 御祭神・賀茂別雷神が最初に降臨した神山(こうやま)を模したもので、神籬(ひもろぎ、神様が降臨するヨリシロ) 上賀茂神社・立砂 上賀茂神社、正式には賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)。…

太陽のただ射す所にカゲができ、ヤタカラスのただ指す所にウラがいる 古代京都 「先」の出雲氏、「後」の賀茂氏

下鴨神社の「御蔭様、みかげさま、おかげさま」の謎について、下調べで、京都市考古資料館(京都市埋蔵文化財研究所)を訪問。 京都市バス・今出川大宮駅前/京都市上京区今出川大宮東入ル元伊佐町265番地の1 京都市考古資料館 https://www.kyoto-arc.or.jp/…

下鴨神社(10)賀茂御祖神社・ 後ろの正面だぁれ(2)御蔭様。いよいよ正体!?★★★

(WIKIより)月岡芳年「大日本名将鑑」より「神武天皇」。 明治時代初期の版画。 神武天皇 始めてこのブログに来られた方は、下鴨(6)⇒下鴨(7) からどうぞ。 御蔭様の正体は誰か? 冒頭の絵は「照らす側」のイメージ。 御蔭様は、照らされる方なので、絵…

下鴨神社(7)賀茂御祖神社・ヤタカラス(やたがらす)のナゾナゾ

下鴨神社は、熊野本宮大社の真北 そもそも下鴨神社に興味を持った話をしておこうと思う。 理由は地図の通りだ。 地球座標は北緯(N)と東経(E)で決まるが、東経、つまり、東西の座標は、 下鴨神社が135度46分23.4秒。熊野本宮大社・大斎原(おおゆのはら)…