(WIKIより)月岡芳年「大日本名将鑑」より「神武天皇」。 明治時代初期の版画。
始めてこのブログに来られた方は、下鴨(6)⇒下鴨(7) からどうぞ。
御蔭様の正体は誰か?
冒頭の絵は「照らす側」のイメージ。
御蔭様は、照らされる方なので、絵には描かれていない
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これまでの整理を兼ねて、下鴨神社、御蔭神社の立て札の内容(●)
● 御祭神・賀茂建角身命はヤタカラス。太陽という意味で呼ばれている(烏の縄手)⇒絵のとおり
● 太陽のただ射すところ、御影山(御影神社。朱枠の説明板)
「太陽のただ射すところ」とは「八咫烏がただ指し示すところ(に向かって進む)」という熊野からの細く長い道のり(熊野道)と、道先案内した者がいたという、おそらく故事にちなんでいるのだろう。
糺の森の「ただす」は「ただ指す」に由来しているのだろう。そして、
ヤタガラスが指す、つまり、光が射すところには蔭(カゲ)ができ、カゲとは出雲勢力(かも)のこと
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● 浦・ウラとは「奥深い」「カゲ」など無文字時代の言葉(浦の廻廊)
● 「浦」はあて字で、浦島太郎 などもその一つで奥の神さんへお参りする参道という意味(浦の廻廊)
御伽草子(おとぎぞうし)は出雲の話
と妄想し、調べ始めていたので、この内容にたいへん驚いた。
「浦の廻廊」の立て札にわざわざ、その名が書かれてある意味を考えた。
これが何かの「ほのめかし」だとしたら、
御蔭様 = 浦島太郎 の可能性がある
自分でも「シマ」はイワクラや神籬(ひもろぎ)など「神様が降臨するところ」と解釈してきたではないか。
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では浦島太郎とは誰か、考えてみよう。
浦(ウラ)=カゲ=神さん
島(シマ)=降臨するところ、居られるところ
太郎=男の王あるいは道、あるいは両方
詳しくは別の機会にするが、古代には「道」は「血統(血筋)」の言霊であった可能性がある。
「神さんがいるシマ、そこにつながる道、王の血脈」
出雲族の王の先祖神・・・
浦島太郎は、出雲歴代の王とも考えられるが、一人を挙げるとするならば、やはり、
大国主
実は、まったくの妄想ではない。
イナバの白兎に登場しているのはよく知られているが、
オオクニヌシが浦島太郎という話も、出雲に伝わっている。
その手がかりが、まさか、京都にあったとは
次回に続きます(8月10日ごろ予定)
古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE