ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【暗峠、くらがりとうげ】膝はガクガク・太ももブルブルの下り道【国道308号線】

はじめに

奈良と大阪の間の生駒山を一気に越える #国道308号線 #暗越奈良街道。大阪側1.4キロの区間。#最大傾斜角26度 所によって一車線幅しかなく車での通行にはテクニックを要します #松尾芭蕉 #平衡感覚

目次

本文

近鉄奈良線・額田(ぬかた)駅から、生駒山頂近くの役行者(えんのぎょうじゃ)ゆかりの慈光寺(じこうじ)を経由して下山しようとすると、

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慈光寺近く ピサのお堂

国道308号線(通称、暗越奈良街道)と交差するところに出ます(34.66800160387682, 135.66389887000688)

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生駒山頂近く 暗越奈良街道との交差路の標識

あと八百メートルほど坂を登ると、大阪府東大阪市奈良県生駒市の県境の暗峠に着きますが、今日はここから額田駅まで下りてゆきます。

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最大傾斜角度26度

早速、最大傾斜角度26度のところ。どうですかこのカーブ。路面がブレーキ痕で黒くなっています。

上りのシンドさとは違い、急な下りが続くと、膝がガクガク、太ももがブルブル、股関節に来ます。

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最大傾斜角度26度のカーブ

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二番目に傾斜角度があるところ。(ツイッターログインが必要です)

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道標とお玉大神

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豊浦橋

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豊浦橋

元禄七年(1694年)病をおして伊賀を発った芭蕉翁は、旧暦九月九日の重陽節句(菊の節句)に、奈良(唐招提寺)から大坂(生國魂神社)に向かって暗峠を越えました。

その時に詠んだ句。これが芭蕉翁の人生最後の旅となり、十月十二日、大坂(心斎橋)で亡くなりました。

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松尾芭蕉翁碑 『菊の香にくらがり登る 節句かな』

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眼下に大阪平野。左に行くと河内国一之宮枚岡神社(先日紹介)

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