はじめに
近鉄 #生駒ケーブル に乗車。#宝山寺。真言律宗の総本山で #生駒聖天 と云われます。古くは #役の行者 の行場だったようですが、江戸期の憎 #湛海律師 が再興(開基)。 山岳地形を利用した空間デザインの構成と素晴らしい視覚効果
目次
本文
近鉄生駒駅(近鉄奈良線、大阪メトロ乗り入れ)そば鳥居駅前から生駒ケーブルに乗車6分。生駒山中腹の宝山寺(ほうざんじ)にのぼります。
乗車したのはネコデザインのミケ号。途中イヌデザインのブル号とすれ違い。
真言律宗の大本山。生駒聖天(いこましょうてん)と呼ばれます。
宝山湛海(たんかい)による再興は比較的新しく、江戸期の延宝6年(1678年)。
古くは役の行者(えんのぎょうじゃ)や弘法大師が行場とした都史陀山・大聖無動寺(としださん・だいしょうむどうじ)。
不動明王を本尊、秘仏・大聖歓喜自在天(聖天さん)を鎮守として祀っています。
おそらくあの断崖が、宝山寺とその前身の大聖無動寺の核心(御神体山)と考えられますが、不思議なことに境内案内には山の名が書かれていません。
古い山号にある『都史陀山』がその名かも知れません。
過去に訪れた朝護孫子寺(奈良県生駒郡平群町)もそうですが、山岳の地形を利用した空間デザインと視覚効果はすばらしいですね。
本堂・境域にアプローチする段階で景色に圧倒され、ワクワクしながらも、自然に敬けんな気持ちになってゆきます。
鳥居をくぐって、奥の院への石段をのぼって、ようやく断崖の弥勒菩薩像が見えました(続きます。)
アラハバキ解・汎日本古代信仰の謎に迫る(全54話完結)
【2020年12月~2021年5月、連載】