はじめに
京都の竹林は嵯峨野が有名ですが、#石清水八幡宮 が鎮座する #男山 も美しいです。表参道沿いの坊跡にたくさんの竹。明治期、エジソンの白熱電球のフィラメント(発光体)用に、#八幡の竹 が輸出されていたそうです
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石清水八幡宮(男山)表参道
木津川・宇治川・桂川の三川(さんせん)が合流し、淀川に名を変える男山(おとこやま)に鎮座する石清水八幡宮に参拝するには、京阪電車・石清水八幡宮駅からケーブルに乗るか、参道を歩いてゆくか、になります。
私は表参道を歩いてゆくことに。写真の指差しのあたり、なだらかな長い石段に沿って美しい竹林が広がっています。
一帯の竹林(マダケ)の中、石垣で造られた台地は、かつての 男山四十八坊 跡。
江戸期末まで神仏習合の宮寺でもあった石清水八幡宮には、たくさんの『坊』が並び、ふるいものは平安時代中期に遡ったそうです。
明治の神仏分離令ですべての坊が破却され、その跡に、竹が繁っています。
当日は曇り空でしたが、東の宇治から日が昇ってきた頃に雲が薄くなり、朝の光が竹林の奥まで射し込んできました。
根もとが明るく輝いて、かぐや姫が生まれ出てきそうな雰囲気。
男山(八幡やわた)の竹とエジソンの電灯
山上の石清水八幡宮に向かう参道脇に、エジソン記念碑が建立されています(写真を撮ってません・・・)
日本では明治中期(1880年代)、かの発明王が、白熱電球を発明した時、フィラメント発光体に適した素材を世界中で探し、男山(八幡)の竹 が耐久性に優れ、ベストということで、アメリカで生産していた電球用に輸出されていたことを記念したものだそうです。
実はこの話、美しい竹林の話をしたとき、地元出身の人に教えられ、はじめて知ることに。そういえば、石清水八幡宮の駅前広場に、ブロンズ像があるなぁと遠目に見ていましたが、あれはエジソンさんの胸像だそうです。
知らぬこととはいえ、郷土愛あふれる方々に失礼なことをいたしました。汗
裏参道の竹林
お詣りした後、裏参道を下りたのですが、ここでも美しい竹林を見ることができます。