はじめに
津軽の #鬼コ めぐり(八回目)。#岩木山 東山麓を下った平野部の #板柳町 #掛落林稲荷神社。お稲荷さんの赤とリンゴ畑の赤が印象的なお社。見上げる境内の樹叢も見事。#サイカチ
目次
本文
津軽富士、岩木山の裾野に広がる広大な平野には各集落の氏神さんが多数。その一部の神社には、地域の災いを祓い、子供の成長を見守るという 鬼コ がいて(鬼のパンツならぬ)ふんどし(まわし?)姿で、鳥居から見守っています(40社以上)。津軽では山や川、大自然の厳しさと恵みをあわせもつ神のような存在として崇敬されているそうです(調べてみましたが、鬼コがいつ頃から存在するのか、今のところ不明です)不定期で10回ぐらいのシリーズ予定
(板柳町)掛落林 稲荷神社
岩木山の東山麓を下った平野部の板柳町はリンゴの街。掛落林は「かけおちばやし」と読みます。
(40.71637479296043, 140.43963305959298)/青森県北津軽郡板柳町掛落林宮本111/駐車場スペースあり
岩木山を背にした神社で、鬼コは二の鳥居に。
赤いツノ、黄色い目、ピンクのおヘソとパンツ😀
ボディが地味な分、目立つドレスアップですね
(板柳町)掛落林 稲荷神社 境内
雨に濡れた拝殿の赤い屋根が印象的。
額を奉納したご夫婦の奥様の名が「かち」。夫婦の力関係が見えてきそう😅
お稲荷の社ですが、ついに、お狐さんを見ず。
(板柳町)掛落林 稲荷神社 境内の見事な樹叢
境内に大きな樹が多く、神社の歴史を感じさせます。
当日は降ったり止んだり。当社参拝時は雨でした。
掛落林は正保二年(1645)の「津軽知行高之帳」に石高一二二石五斗五升とあり、寛永年間(1624-43)に拓かれたと考えられる。寛永二十年(1643)勧請の観音堂(現稲荷神社)の境内に生えるサイカチの主幹は、地上五メートルのところまで空洞である。マメ科に属するサイカチの実は石けんの代用や、漢方薬として利用されることがある
石けんの代用になる樹としてはムクロジ(無患子)があり、当ブログでは御神木として何回か紹介したことがありますが、サイカチは初めて。
マメ科の実にはサポニンが多く、サポニンは天然の界面活性剤で、ナチュラル系の化粧品に使われていることがありますね。
神社を囲むリンゴ畑
御本殿の後ろはリンゴ畑。
雨に濡れてリンゴがよけいに美味しそう🤤
収穫を控えたリンゴが、雨粒のように実っていました。