はじめに
弘前市鳥井野の #白山姫神社。まわし(ふんどし)でもなく白のデカパンツを履いた赤い鬼コ。白山系は姫神さまのお社なのでエチケットでしょうか。由緒の案内にはムラを開拓した家の私社だったのでは、と書かれています
目次
本文
津軽富士、岩木山の裾野に広がる広大な平野には各集落の氏神さんが多数。その一部の神社には、地域の災いを祓い、子供の成長を見守るという 鬼コ がいて(鬼のパンツならぬ)ふんどし(まわし?)姿で、鳥居から見守っています(40社以上)。津軽では山や川、大自然の厳しさと恵みをあわせもつ神のような存在として崇敬されているそうです(調べてみましたが、鬼コがいつ頃から存在するのか、今のところ不明です)不定期で10回ぐらいのシリーズ予定
(40.5940283286749, 140.4170452378023)/青森県弘前市鳥井野宮本4/駐車場はありません。神社前に通行の妨げにならない程度のスペースはありますが1台程度
由緒)白山系の神社は祭神が白山比咩命(しらやまひめのみこと)であるが、のちに加賀の白山が修験道の霊場とされて、修験僧の入山が盛んになった頃より、菊理媛命(くくりひめのみこと)・伊邪那岐命・伊邪那美命の三神を合祀、三神を阿弥陀如来・勢至菩薩・観世音菩薩の垂迹神(≒習合仏)として白山三所権現と称していた。当社の由緒や創立年は不明であり、明治初期の統廃合の際の記録にも見えてない点を考えると、おそらく鳥井野村成立の際、草分格(くさわけかく。最初に開拓して村落を作った者)の家の私社を共同の氏神としたものではないかと推察される(岩木町、岩木町教育委員会)
なるほど。津軽の集落ごとに、多様な氏神さんが鎮座する理由がうかがえる由緒の内容ですね。
白山姫神社の鳥居の鬼コは赤鬼さん。
(参道-鳥居-拝殿−本殿は岩木山の方を向いていませんでした)
まわし(ふんどし)でもなく白いパンツを履いているのは、姫神さまに対するエチケットでしょうか。
背中が額束の板に張り付けられているので、お尻を拝むことはできません。
それにしてもデカパンツ!😀
こちらの狛犬さん(特に左の吽形)。宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長に似てますね🤩
この日は雨が降ったり止んだり…強い雨が降ったかと思うと、日が射したりを繰り返すお天気でした。
雨が降っているときは岩木山は霞んで見えませんが、参拝後、一瞬姿をあらわしてくれました。
鬼コカード
神社の南、岩木川を渡ったところに『特産物直売センター 林檎の森』というJAの物産店があり、白山姫神社の鬼コカードをゲット。
ちょうど旅行支援クーポンがあったので、津軽リンゴ3000円分(ギフト用の大リンゴが一個150円!!)を大阪の自宅に送りました。
店員の女性に聞くと「地元ではリンゴは貰うもので買ったことがない」そうです。