はじめに
伊勢志摩の #蘇民将来 の名が書かれた #伊勢しめ縄。厄除けの一方「千客万来」など良いものは受け入れる #サイノカミ信仰 に通じます #ハバキ(祓い)#京都祇園八坂神社
目次
本文
伊勢市にて
今回の伊勢志摩めぐりでよく見かけたのが、民家の玄関に飾られたしめ縄。
一年中飾られているそう。
大きな「門」の字の間に「蘇民将来子孫家」と書かれているのが多かったです。
その昔、蘇民将来(そみんしょうらい)という人が、貧しい我が家に突然訪れた旅人を、泊めておもてなし、実は神様だったその旅人によって疫病から守られた、という言い伝えがあり、
以来、疫病除け・厄除けとして、玄関に飾るようになったとか。
伊勢市二見町の 松下社 の鎮座地が、蘇民将来の家とされ、伊勢しめ縄の起源。
真ん中に付けられる木札には「笑門」や「千客万来」などのバージョンも。
「蘇民将来の子孫の家の門」を略すと「将門」…
それでは、かの平将門公になってしまい、あまりに畏れ多いということで「笑門」に書き換えられたそうです。
鳥羽市相差(おうさつ)
訪問した鳥羽市相差(おうさつ)町でも、しめ縄ではありませんが、御札をよく見かけました。
海女さんが信仰する石神さんの街だけあって、
ドーマンセーマン(五芒星と九字)の印の入った「急々如律令*1」の御札も。
お土産にもなってました😀
しめ縄にイセエビを飾るところもあるんですね (・・)
民間信仰では、祇園牛頭(ぎおんごず)天王は、八坂神社の御祭神・素戔嗚尊と習合し、
こちらは、祇園祭を機に、一年を通して、京都の家の玄関に厄除けのちまきとして飾られます。
ちまきは「ハバキ」「中啓」の形をしており、祓いの意味が込められています。