種貸社(たねかししゃ)
種貸社。住吉さん境内地の北側。2018年9月4日の台風21号被害に伴い社殿が新しく建て替えられた。
前回、猫招き神社・楠珺社(なんくんしゃ)に迷い込むように訪れた(初辰まいり巡拝社・二番目)
今回は下調べをしてからお参りしたが、実際に来てみると、その迫力(気迫?)に圧倒された。
親ガメ子ガメ孫ガメの狛犬が迎える(新しい)。これから先の心構えができてきた。
グリコか宝くじのCMかっ!ツッコミつつ、のけぞり気味にご挨拶して入らせていただく。
あ、これこれ。初辰まいりで集める。赤ちゃんを抱いた種貸人形。子宝、芽生、成長を感謝し祈る。
他にも「智恵の種」「睦犬(むつひいぬ)」などの縁起物が置かれて(販売されて)いた。
あいにく売店に誰もおられなかったので撮影していないが、できればお参りして、ご覧いただきたい。
「智恵の種」はカップルで願う「種」の方だ。
「睦犬」はその名の通り、犬のオスとメスのナチュラルな造形。「かわいい」とはまた違う。
腰痛除(ようつうよけ)にも良いそうだ(お察しいただきます)
御神体は「子宝」「芽生」「鈴生り」の3つの神鏡。
子宝は種貸社(倉稲魂命、うがのみたまのみこと、写真後・住吉造、縦削ぎの本殿)、芽生えは海士子社(あまごしゃ、うがやふきあえずのみこと、手前右)、鈴生りは兒安社(こやすしゃ、こごとむすびのかみ、手前左)
拝殿の裏、本殿の前。種貸人形の像。
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一寸法師のお椀。遊園地のコーヒーカップみたいに回らないが、乗れるようになっている。カップルで乗れば子宝に恵まれるということか。
宗像三女神のこん跡を求めて来たが、
予想をうわ回るテーマパークぶりに頭を冷やす必要があった
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「芽生え」「鈴生り」がまとめて御神体になっていることに驚いた。
”テーマパークらしいもの”を、面白おかしく並べているわけでは絶対ない。
この組み合わせには重要なメッセージ(ダヴィンチコード)が埋め込まれていると思うからだ。少しずつ書いてゆきたいと思う。
一寸法師がおとぎ話になった経緯は、種貸社をお参りして背景が見えてきた。
まだ純真?な若者だった男が、はるか昔に学んだユング心理学でいうところの「童話の深層」を思い出す。
少しずついろいろな「点」が繋がってきている。
これも、ここでブログを書き始めたおかげと本当に驚いている。