昨日の記事で「朝一番でどこに行くかはノープランだった」と書いたが、
一日の佐渡滞在で、たくさんある神社のどこに行けばよいかわからなくなったのが実情。
結局、宿から加茂湖を眺めて、樹崎神社に決めたのは、おみくじを引く感覚だった笑。
地図をご覧いただきたい。
全国どこでも神社は多いが、特に佐渡は島内に、熊野神社、白山神社、諏訪神社だけでもたくさんある。詳しくは調べていないがほとんどがムラ単位で神様をお招き(勘請)した村社または郷社だろう。佐渡の人々の厚い信仰の文化と歴史が伺える。
開物が理解している範囲で、かつ、おおまかなイメージで書くと(間違ってたらゴメンナサイ)、
● 熊野は山の麓~中腹にあって山に入ったり出てきたりする時の「道しるべ」になる神社
● 白山はイザナギ・イザナミを仲介した菊理媛大神(くくりひめのかみ、白山大神)の神話から「縁むすび・家庭円満」の神社
● 諏訪は水域の丘からクニビキ・クニウミ、「クニの発展・五穀豊穣を祈る」神社、というところだろうか。
他に見て回りたい所もいくつかあったので、これも運だめし、樹崎神社の後、最初に見かけた神社にお参りすることにした。
佐渡諏訪神社(樹崎神社の近く、新潟県佐渡市潟端、村社、御祭神は諏訪大明神)
二本柱に稚児鳥居の付いている「両部鳥居」。厳島神社(広島)の海の大鳥居と同じ様式。Wikiには笠木に屋根があり神仏習合の名残と書いてあるが、この神社の鳥居は瓦葺きで、確かにそう思う。
佐渡には、明治の頃に、神社を中心に200以上の能舞台があったそうで、現在でも30少しの能舞台が残り、そのうち8ケ所が現役だそうだ(下記リンク先より)
今回、お参りした佐渡諏訪神社は、現役の能舞台のうちのひとつだった。
能については、こういうブログを書いていれば、ある程度知識がないといけないが、今のレベルではほとんど門外漢。詳しくはリンク先をご覧いただきたい。