ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

世阿弥

【世阿弥の暗号】おもへば伊勢と三輪の神 一体分神の御事 今さら何と云わくらや【謡曲・三輪】

春の野 奥に三輪山 御神体・三輪山への登拝口のある狭井神社(さいじんじゃ)から、山の辺の道を北に1キロほど歩いて檜原神社(ひばらじんじゃ)に向かう。 途中、趣きのある土塀の玄賓庵(げんぴあん)を通り過ぎる。 三輪明神とともに、有名な謡曲「三輪…

佐渡を歩けば村社にあたる? 古代から今に繋がるムラ・コミュニティの厚い信仰の歴史と文化【舞い倒す薪能の舞台】佐渡諏訪神社

昨日の記事で「朝一番でどこに行くかはノープランだった」と書いたが、 一日の佐渡滞在で、たくさんある神社のどこに行けばよいかわからなくなったのが実情。 www.zero-position.com 結局、宿から加茂湖を眺めて、樹崎神社に決めたのは、おみくじを引く感覚…

秦氏の長 聖徳太子の側近 能楽の祖 秦河勝 大明神となった 坂越・大避神社 沖の生島に墓所【風姿花伝】

大避神社沖の生島(いきしま)に秦河勝公の墓所 歴史上、秦河勝(はたのかわかつ、560ごろ~647年)は何度か登場するが、丁未(ていび)の乱(587年)で聖徳太子を補佐し、物部守屋(物部氏)を滅ぼしたことが最大のトピック、河勝が30前の話とい…