ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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物部氏

大阪市内 秦氏のこん跡 四天王寺・夕陽丘周辺

秦氏(はたうじ)のことをもっと知りたいと思うようになったのが「下鴨神社と上賀茂神社」の違い、から。 これは「行ってみればわかる話」だが、同じ賀茂社なのに雰囲気が違う。 個人的感想だが、下鴨社は「カジュアル」、上賀茂社は「フォーマル」な感じ。…

物部さん考(13)古代祭祀としての鎮魂祭・玉の緒祭 十種神宝 布留遺跡と石上神宮より

(注意)天理参考館では弥生時代の始まりをBC300年としている(近年はBC1000年とする説が有力) 布留遺跡 祭場 復元 天理参考館の建物に入ったロビーフロアに、実際に出土した円筒埴輪(壺型埴輪)を使って、古墳時代の布留(ふる)の祭場が復元展示…

秦氏の長 聖徳太子の側近 能楽の祖 秦河勝 大明神となった 坂越・大避神社 沖の生島に墓所

大避神社沖の生島(いきしま)に秦河勝公の墓所 歴史上、秦河勝(はたのかわかつ、560ごろ~647年)は何度か登場するが、丁未(ていび)の乱(587年)で聖徳太子を補佐し、物部守屋(物部氏)を滅ぼしたことが最大のトピック、河勝が30前の話とい…

古代の宝石箱の謎 勾玉(まがたま)が褐鉄鉱に収められた深い意味 唐古・鍵遺跡

唐古・鍵遺跡の宝石箱/figcaption> 宝石箱の発掘 勾玉(まがたま)。縄文の宝石は出雲文化に引き継がれた 勾玉は「縄文の宝石」とも云われる。 新潟県産の翡翠(ヒスイ)を加工したものが、北海道を含む全国の遺跡から出土する。 たいへん硬い鉱物を苦労して…

日本の謎の古代史 考える時のポイント(3)「神社」と「前方後円墳」の時代

長い休みに入ったので妄想年表を作ってみた。 とはいっても、縄文~弥生~古墳~飛鳥と続く年代区分に逆らうつもりはない。 イワクラや神社がどの時代に造られるようになったのか、時代区分に合わせてみた。 古代史 時代区分 イワクラ 神社 近年、弥生時代の…

日本の謎の古代史 考える時のポイント(2)神話の生まれ方 クニビキ クニウミ

「国生み」「国引き」の神話がある。 国生みは、イザナギとイザナミが天の浮橋にたって、長いホコで海のドロドロをかき混ぜると、固まって最初に淡路島ができて・・・という話(古事記・日本書紀) 国引きは、イズモの王・オミツヌがそれぞれのクニの余って…

物部さん考(12)弥栄(いやさか)の鈴・諏訪大社・古代妄想ガイド★★★ 【信濃と大阪・上町台地(5)】

古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE 前回の続き www.zero-position.com 諏訪大社上社前宮 鳥居 神原(ごうばら) (左)神原の地元有志作成の案内板(守屋山を北に描いている) (右)「諏訪大社上社前宮神殿跡」説明板(作成者:長野…

物部さん考(11)物部守屋の「もの」 諏訪大社・古代妄想ガイド★★★ 信濃と大阪・上町台地(4)

前回の続き www.zero-position.com 上社(二宮)と下社(二宮)が違う理由を考える 諏訪大社・下社二宮と上社二宮は距離的に離れており、それぞれ異文化の雰囲気。下社は大注連縄(おおしめなわ)など出雲文化が残っている。上社にはない。 諏訪大社四宮めぐ…

信濃と大阪・上町台地(3)物部守屋の影 諏訪大社・古代妄想ガイド★★

諏訪大社上社本宮、上社前宮、守屋神社、守屋神社奥宮。 諏訪大社上社本宮 上社前宮 守屋神社 私の古代への興味の原点は、四天王寺金堂の鳥居と物部守屋祠(ほこら)の位置関係だった。 くわしくは[こちら(鷹の止まり木、怨霊のキツツキ伝説)をご覧いただ…

物部さん考(番外編)十種神宝 二鏡一剣 中間報告(サボらず続けてます)

いつもご覧いただきありがとうごさいます。 こちらでブログを始めて72日目。記事数はこれを入れて90本。読者登録いただいている方、246名。1日あたりのプレビュー数は平均で100ちょい。当ブログ業界で言うところの何とか砲ナシ というところであります。 特…

物部さん考(10)戦国時代・石山合戦図に見える本願寺・大阪城の前 モノノベ式聖地

石山合戦配陣図(和歌山市立博物館蔵。石山合戦(1570-1580)当時の石山本願寺と織田信長軍の配置図)に現在の大阪を少し書き込んでみた。 石山合戦配陣図 秀吉公の前、今の大阪城の地には、石山本願寺という浄土真宗(門徒さん)の大きな寺と寺内町(じない…

物部さん考(9)ポスト物部 神仏混沌の時代 妻・母として 巫女を貫いた孤高の女帝★★

酒船石遺跡で。観光ボランティアさんの地図。 飛鳥遺跡地図 左:地図の「酒船石遺跡」あたり、丘の下の亀型石槽。 右:丘の中腹にある有名な酒船石。用途は謎だが亀型石槽との関連が考えられる、 亀型石槽と酒船石 このあたりは飛鳥池遺跡や狂心渠(たぶれごこ…

物部さん考(8)前方後円墳 モノノベ・ビジネスモデル ★★

古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE 前回(7)の終わりに「物部氏が滅んだ瞬間に古墳時代が終わる」と書いたが、正確にいうと「前方後円墳」のことだ。 丁未の乱(583)で物部氏が消滅して以降、前方後円墳が新たに造られることはな…

(浅草寺と善光寺)水中から突如出現する仏様の話(野沢菜と天王寺蕪)

欽明天皇の時代(552年、または、538年)、百済(くだら)王が献上したインドの仏師が制作した阿弥陀如来像が、物部氏によって難波の堀江(現在の大阪、または、奈良県明日香村)に捨てられた。 それから後、推古天皇の時代(600年)に本田善光が難波の堀江…

物部さん考(7)嶋大臣。実は仇敵のあだ名を付けられていた馬子 ★★

古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE 私が蘇我氏の実在を疑い、物部氏の事跡を暗示するために創作されたキャラクターだと考えるもうひとつの理由。 蘇我馬子(そがのうまこ)が、嶋大臣(しまのおおおみ)と「あだ名」で呼ばれていたの…

物部さん考(6)厩戸(うまやと)の御子は馬子を駒使い ★★

古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE はじめに書いておくと、蘇我氏は疑わしいが、厩戸皇子(聖徳太子)は、その業績を残した方は居られるというのが私の前提だ。 ただ厩(うまや)で生まれた聖人像が史実かと言うと、それは新約聖書(…

物部さん考(5) 蘇我氏はいたのか? ★★(5月29日追記あり)

古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE たくさんの業績や研究、知見があり、この記事は開物個人の古代妄想レベル★★ということでご理解いただきたい。 清張さんが言うところの「点」の考察です。 明日香の石舞台。方墳(四角の古墳)。石室…

物部さん考(4)生島大神 足島大神 忘れられた男女一組の神々

生玉さんはたいへん古い神社(おそらく紀元前後)で、創建時は現在の大阪城辺りにあった。 グーグル地図で「生國魂神社 御旅所跡」で検索するとその位置がわかる。 大阪城あたりを、河内期・物部氏の聖地と考える理由だ。 物部さん考(2)のクニウミ地図を巻末…

物部さん考(3)十種神宝(とくさのかむだから)ゆらゆらとふるべ

奈良県天理市布留町の石上神宮(いそのかみじんぐう) 紀元前の古い神社で禁足地にはイワクラがある。 イワクラ(磐座、岩倉)はその神社の古さを考える時の大切な手掛かりになる。 天理市と桜井市を結ぶ人気のハイキングコース「山の辺の道」のラリーポイン…

物部さん考(2)「もののふ」は「もののけ」に 古代ヤマトの終焉 「物」から「鬼(もの)」へ

「輸入の鉄」によるものづくりの力を源泉に、ヤマトの警察力&軍事力を掌握していた物部氏。 一方、新興の秦氏を参謀に諸豪族連合で戦いに臨んだ太子軍(587)。 双方互いに最新の武器を使い、戦いは凄惨であったと思う。 古代の関ヶ原といったところだろう…

物部さん考(1)元祖・大阪のモノづくり 古代のウォーターフロント

四天王寺が創建されたころの大阪の地形図。 現在とずいぶん違う。内陸型と違い、沿岸型で文明が発展した日本の古代を考えるときの基礎だ。 古大阪湾(難波江、なにわのえ)に対して、上町半島が先端に砂州をつくりながら北に伸びてゆき、それに伴って、東側…

物部さん考(0)鷹の止まり木 怨霊のキツツキ伝説

私の地元、大阪・夕陽丘の四天王寺さん。最後にクイズをひとつ出しています。春分と秋分に夕日が落ちる西門(さいもん)の石の鳥居。夕陽丘の地名はここから起こった。夕日に西方浄土を観想する「日想観」の中心であり、弘法大師の空海さん、親鸞上人、法然…

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