奈良県天理市布留町の石上神宮(いそのかみじんぐう)
紀元前の古い神社で禁足地にはイワクラがある。
イワクラ(磐座、岩倉)はその神社の古さを考える時の大切な手掛かりになる。
天理市と桜井市を結ぶ人気のハイキングコース「山の辺の道」のラリーポイントでもある。
詳しくはホームページをご覧ください。(工夫されていて面白い)
日本神話にまつわる由緒や宝がいくつもあり、物部氏を知るのに不可欠。
ガイドっぽく書くと、
布都(ふつ)は神剣、布留(ふる)は十種神宝
「フツっと切れるのが神剣、フルフル振るのが神宝」と覚えた。
今回は神宝の話。剣はまた別の機会に。
神宮の神拝詞(しんぱいし、のりと)の中、十種祓詞(とくさのはらへのことば)で唱える十種類の宝のことである。
一二三四五六七八九十(ひとふたみよいつむゆななやここのたりや)
ふるべ、ふるべ、ゆらゆらとふるべ
唱えて振れば、死んだ人でも生き返るほどの力がある、と書かれている。
死者蘇生の言霊である
数の読み方にしても、やや不気味な感じのする独特のリズム。
ホームページには毎年11月22日の鎮魂祭(ちんこんさい)、節分前夜の「玉の緒祭(たまのおさい)」で斎行する、と書いてある。やはり怖い。
なぜこの話を書いているかというと、四天王寺さんのキツツキ伝説の話(ブログ二回目)に始まって、物部氏をたどって行くうちに、十種神宝のことを知り、深まる謎にエンジンがかかってしまったからだ。
神宝はあるのか?
あるのならどこに??
古代日本のワンピース(財宝)???
十種神宝 (当用漢字表記)
1)興津鑑(おきつかがみ)
2)辺津鑑(へつかがみ)
3)八握剣(やつかのつるぎ)
4)生玉(いくたま)
5)足玉(たるたま)
6)死反玉(まかるがえしのたま)
7)道反玉(ちがえしのたま)
8)蛇比礼(へみのひれ)
9)蜂比礼(はちのひれ)
10)品物比礼(くさぐさのもののひれ)
お察しの通り「三種の神器」の要素が含まれている
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つい先日、天皇皇后両陛下。公式最後の伊勢神宮ご参拝の際、剣(熱田神宮)と玉(皇居)を携えられて、鏡とご同席されたばかりで覚えておられる方も多いだろう。
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よかったら推理してみてください
ところで、私は「地の利」でひとつ気づいたことがあった。
生玉
地元、夕陽丘にある。
もともと大阪城あたりにあった。
次回は、生玉(生国魂)神社のことを紹介させていただきます。
少しわかったこと、その報告ということで。先に書いておきますが、全部はまだわかりません(^^;)
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下寺町(下)の鳥居。ここから坂を上がると生玉さん境内。上町台地の崖っぷち占い、いかがですか?