前回記事
古代勾玉の道・玉祖道(たまのおやみち)
大阪・玉造(玉造稲荷神社)と、八尾市神立の玉祖神社(たまのおやじんじゃ)を結ぶ街道があり、玉祖道と呼ばれた。
玉祖道は、俊徳道(しゅんとくみち)を通り、生駒(いこま)山系の十三峠を超え、大和に抜けるルートでもあるため、後の時代に俊徳街道や十三街道などとも云われた。
玉祖神社(たまのおやじんじゃ)(創建は和銅3年 710年)
玉祖神社は、最寄りの近鉄電車・信貴線の服部川駅から徒歩約30分、生駒山系の山腹に鎮座する(大阪府八尾市神立5丁目5)。
御祭神の櫛明玉命(くしあかるたまのみこと)。別名は玉祖命(たまのおやのみこと)。
(説明板より)天の岩戸神話で天照大神が岩屋戸に籠もられた時、天照大神が夜が明けたとお思いになるように、玉祖命が鳴かせたのが長鳴鶏(ながなきどり)。以来、一族(玉祖連)が代々大切に長鳴鶏を飼っている。
(由緒書より)玉祖命は三種の神器の一つである八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)をお造りになられました。天孫降臨では、五伴緒神として随伴されました。玉祖連の祖神であられます。
本殿の屋根のX型、千木(ちぎ)は横削ぎ。平削ぎともいう。開物解釈ではモノノベ様式(関連記事を参照してください)。
見ごろの水仙(スイセン)河内(大阪市内)を一望
長鳴鶏(ながなきどり、山口県・玉祖神社本社の国指定・天然記念物)
「ヒスイの古代史」の考察は次回。