ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

縄文の竪穴住居 火と水と土の暮らし 内は赤(明るい)・外は黒(暗い)のサカイに生きた人たち

はじめに

竪穴住居を調べていて #井戸尻考古館(長野県)#小松隆史氏 のインタビュー記事(2017年)「みんなが囲んでいる空間は赤々としてあたたかいけど、自分たちの背後にある暗い世界というのは我々の世界じゃないんです」前(内)は赤、背中(外)は黒のサカイに生きていた人たち。あれ?漆器のお椀 #じょーもぴあ宮畑 #真脇遺跡 #馬高縄文館

目次

本文

竪穴住居

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じょーもぴあ宮畑(福島県)夕陽を浴びる縄文土器のレプリカ

縄文史跡公園などにゆくと、竪穴住宅に入って(潜り込んで)、縄文の人々の暮らしぶりを想像したり、考えたりします。

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じょーもぴあ宮畑(福島県)しゃがむ土偶のレプリカ

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複式炉(大型のいろり)のある49号竪穴住居(じょーもぴあ宮畑)

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真脇遺跡(石川県能登町

縄文のファミリーは、いろりを囲みながら、どんなことを考えたりして、どんな風に過ごしていたんでしょうか。

井戸尻考古館(長野県)小松隆史氏の「縄文の住まい」考

そんなことを調べていて、たいへん面白いページをみつけました(2017年記事)

sumika.me

考古学的根拠に基づいて、専門家が、縄文の住まいやライフスタイルを考察している内容は奥深いですね。

夏は涼しく冬は暖かい竪穴住居で、火を絶やさず、いろりを囲んで夜を過ごす家族の姿。しみじみとして印象的です。

『・・・みんなが囲んでいる空間は赤々としてあたたかいけど、自分たちの背後にある暗い世界というのは、我々の世界じゃないんです。・・・』

前(内)は赤(明るい)、背中(外)は黒(暗い)世界。

縄文時代、人々は精神的に、あの世とこの世のサカイで生きていた。。。

そんなことを考えながら、ふと、気づくこと。

縄文ジャパン。漆の赤と黒

なぜに漆器のお椀は、内側が赤、外側が黒なんでしょう。

時空を超えて、妄想が膨らみます。

お椀の中には、命を繋ぐ温かい食べ物が入っています。

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我が家のどこの家にもある樹脂製の漆器風お椀

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縄文時代の漆塗り土器 長岡市 根立遺跡(馬高縄文館、新潟県

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