ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【十二柱神社(1)】力士が支える珍しい狛犬。桜井市出雲の氏神さん【武烈天皇・泊瀬列城宮伝承地】

はじめに

巻向山 #ダンノダイラ を下った #桜井市出雲 地区の氏神さん #十二柱神社(じゅうにはしら)。その名の通り、神世七代と地神五代の神様、合わせて十二柱を祀っています。境内には第二十五代 #武烈天皇 を祀るお社。たいへん珍しい狛犬もいます

目次

本文

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十二柱神社(じゅうにはしらじんじゃ)

(34.525789170882874, 135.8910888472544)/奈良県桜井市出雲650桜井市コミュニティバス初瀬・朝倉台線12「出雲」から徒歩約10分

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十二柱神社(じゅうにはしらじんじゃ)

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十二柱神社 鳥居

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十二柱神社 手水舎(多武峰石(とうのみねいし)製)

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十二柱神社

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十二柱神社 拝殿

御祭神:神世七代の神】国常立神(クニトコタチ)、国狭槌神(クニノサツチ)、豊斟蹄淳神(トヨクモヌ)、泥土煮(ウヒジニ)・沙土煮(スイジニ)の神、大戸之道(オオトノジ)・大苫辺(オオトマベ)の神、面足(オモタル)・惺根(カシコネ)の神、伊邪諾(イザナギ)・伊邪柵(イザナキ)の神。【地神五代の神】天忍穂耳尊(アメオシホミミ)、瓊瓊杵尊(二ニギ)、彦火火出見尊(ヒコホホデミ)、彦波激武鸛草葺不合尊(ヒコナギサタツウガヤフキアエズ(榮長増文氏著・原始三輪山を参照)

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神世七代(かみよななよ)の神

たいへん珍しい造形の狛犬

野見宿禰(のみのすくね)の相撲伝承にもとづく、蹲踞(そんきょ)の姿勢の四力士が基壇を支える造形。たいへん珍しい狛犬です。(次回詳しく)

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十二柱神社 狛犬

御本殿

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十二柱神社 御本殿

武烈天皇・泊瀬列城宮伝承地

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十二柱神社境内 武烈天皇

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武烈天皇・泊瀬列城宮伝承地の案内板

案内板)泊瀬列城宮(はつせなみきのみや)は、第二十五代武烈天皇が営んだ宮です。宮のあったとされる初瀬谷は、大和の国から伊勢・東海方面へ通じる古代の主要道となっていました。谷の入口には、雄略天皇泊瀬朝倉宮もあったとされ、ヤマト王権の重要な拠点の一つであったと考えられています。日本書紀には、武烈天皇と当時、権勢をほしいままにしていた大臣の平群群眞鳥(へぐりのくまとり)との争いや、その息子の平群鮪(へぐりのしび)と影姫をめぐる悲話が記されています、また、武烈天皇には子がなく、次代には応神天皇の五世の孫となる継体天皇を越の国(北陸)から迎えたと記されています。

サムネイルの写真は出雲ムラ人形(力士像)。

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