はじめに
巻向山奥不動寺近くの山腹の #白山(しろやま)から、ほぼ真南に山を下った黒崎地区の氏神 #白山比咩神社。白山神社とも。境内あたりが #雄略天皇(第21代 #ワカタケル)#泊瀬朝倉宮 伝承地。また #万葉集 巻頭を飾ったナンパの歌の碑
目次
本文
(黒崎)白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ、桜井市黒崎)
(34.523399347601135, 135.88045291671054)/奈良県桜井市黒崎339/桜井コミュニティバス・奈良交通バスの黒崎バス亭から徒歩数分/国道165号線は通行量が多い道。駐車場はありません
御祭神:白山比咩、菅原道真
文字起こし)泊瀬朝倉宮は、第二十一代雄略天皇の営んだ宮です。雄略天皇の代には、熊本県や埼玉県の古墳から獲加多支鹵(ワカタケル)大王と雄略天皇の名を彫った鉄剣・鉄刀が出土 していることから、大和朝廷の勢力が全国に及んでいたとされています。また中国にも朝貢の記録があり、『宋書』(西暦520年完成)に記されている 倭の五王、讃(さん)・珍(ちん)・済(さい)・興(こう)・武(ぶ)のうち、武は雄略天皇とされています。記紀に記されている三輪山の大物主大神(オオモノヌシ)や葛城の一言主大神(ヒトコトヌシ)にかかわる逸話や、万葉集の巻頭を飾る妻問い(つまどい)の歌には、礎を固めつつある雄略天皇の力強く自信にあふれた様子がうかがわれます。
少々、意訳しております。( ´艸`)
籠(こ)もよ み籠(こ)持ち 掘串(ふくし)もよ (籠とへらを持って)
み堀串(みぶくし)持ち この岡(おか)に (この丘で菜を摘むお嬢さん)
菜摘(なつ)ます児(こ) 家聞かな 名告(なの)らさね (君の名は?お家はどこかな?)
そらみつ 大和(やまと)の国は おしなべて (私はこのヤマトのクニを)
我(われ)こそ居(お)れ しきなべて (ここにいる私こそが)
我こそ座(ま)せ 我こそば (この国を治めているんだよ。)
告(の)らめ家をも 名をも (だから君もお家と名前を教えてネ💛)