はじめに
久しぶりに桜の季節の #祇園界隈。祇園の春は #都をどり で始まります。#白川 #新橋通り #辰巳大明神
目次
本文
先日、京舞(家元)の井上八千代さんと『都をどり』の話を書いてから、久しぶり祇園界隈を歩きたくなりました。
京阪・祇園四条駅を出ると京都南座。昨日から『都をどり』がスタート(4月1日~24日。1日3回公演)
この公演のために厳しい練習を積んだ芸舞妓さんが一堂に会し華やかな京舞を披露します。祇園の春は、桜の花とともに『都をどり』で始まります。
祇園白川
祇園四条駅から川端通りを少し上ると、白川の流れと弁財天町。川沿いを東に入ると白川筋、祇園の花街。
辰巳大明神
(35.006972963433014, 135.77384119370532)/京都市東山区元吉町59
写真の右側の通りが新橋通りの花街。
創建・御祭神とも詳細不明。京都御所から東南、つまり辰巳(たつみ)の方角にあたることから辰巳大明神と云われたという説もあります。
案内板には『この地にあった旧家の屋敷神として白蛇が祀られており・・・白蛇は弁天の遣いで・・・祇園の料理人が卵を供え・・・やがて(飲食業者だけでなく)祇園の舞妓・芸妓が信仰するようになり』と書かれており、弁天さまとお稲荷さんが習合しているようです。
御神徳は 技芸上達、無病息災、商売繁盛。
祠の両サイドにお狐さん。朱色の垣に井上八千代さんの名が見えます。
なお、ネットで探すと、お狐さんではなく、お狸さんが祀られていると紹介しているところもありました。お狸さんをお稲荷さんで祀ることは、たまにあります。笑
新橋通り
京都の花街らしい、黒のべんがら格子*1の街並み。
『祇園新橋地区で禁止されていること』というポスター。芸舞妓さんに声掛けせず、許可なく写真を撮ってはイケマセン。
#祇園白川 新橋 泳いでるより、歩いている。歩いてるより、流されている😀 pic.twitter.com/aQRKRs8Yno
— 開物発事 (@Kai_Hatu) 2022年4月2日
*1:赤色のベンガラに墨を混ぜて塗り上げる。時間が経つほどに黒光りする