ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【竹生島一の鳥居】江戸時代、東岸からの竹生島へ渡る玄関口【早崎/尾上】

はじめに

江戸時代より以前、琵琶湖に浮かぶ #竹生島 に東岸からは早崎・尾上の港から渡りました。旧早崎港に至る #北国街道 に面していた #竹生島一の鳥居 はそのこん跡。現在は水田と麦畑の中に佇んでいます #竹生島神社辺津宮

目次

本文

竹生島。前回】

www.zero-position.com

竹生島一の鳥居

(35.420712563968685, 136.21424080703395)/滋賀県長浜市早崎町 地 先/周辺には駐車場はありません。私は近くの五社神社の空きスペースに短時間駐車して行きました

竹生島一の鳥居

琵琶湖の東側から竹生島に渡るには、長浜港(竹生島クルーズ/琵琶湖汽船)を利用しますが、

西国三十三観音霊場巡り(竹生島は第三十番)が盛んだった江戸時代、あるいはそれ以前、竹生島へは北国街道*1に繋がる早崎港・尾上港から渡船していました。

その名残が一の鳥居。江戸期は北国街道に面していましたが、今は周辺農地整備と道路変更に伴い、田園の中に取り残されています。

写真二枚目・鳥居の向こうが西の竹生島(琵琶湖)方向。

三枚目・鳥居の向こうが東方向。

竹生島 一の鳥居

もともと木の鳥居でしたが、1770年代後半(江戸期)に立ち上げられた鳥居講の寄進により、石鳥居になったとのこと(石碑より)。

収穫間近 黄金色の麦畑

一の鳥居の近くに麦畑。11月に種を撒き6月に収穫する小麦または大麦。素人にはわかりません😅

収穫間近、黄金色に輝いています。

麦の収穫後、すぐに水田にして、秋に米を収穫する二毛作なのでしょうか。

小麦不足が云われる昨今、日本各地で今後、盛んになるのかも知れません。

麦畑の向こうに見えるひときわ高い稜線が 伊吹山(いぶきやま)

ピーチクパーチク、ひっきりなしに鳴いているのがヒバリ。小さい点にしか見えませんが、風に向かってホバリングしながら鳴く様子。

(35.41487259322998, 136.20475269830808)/滋賀県長浜市早崎町1821/一の鳥居から車で数分。宮前に駐車スペース

地図を見てゆきましたが、閉まっていました。旧早崎港に置かれており、沖の竹生島の玄関の役割を果たしていたようですが、現在の詳細は分かりません。

竹生島神社 辺津宮

旧尾上港から竹生島

早崎から北、琵琶湖畔の旧尾上港から竹生島

右に見えるのは、竹生島の北のつづら尾崎。

PVアクセスランキング にほんブログ村ポチっとお願い

*1:至金沢・越後。至京都。米原中山道、大津で東海道に接続