淀川本流から大阪市内に分岐する大川のスタート地点 #毛馬の閘門 までウォーキング。帰り道に #鵺塚(ぬえづか)に寄り道。平安末期の政治情勢が不安定な平安京で退治されたという妖怪・鵺の亡骸がたどり着いたところ
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本文
毛馬の閘門(けまのこうもん)
淀川が、北東の京都方面から南西の大阪港に流れ込む手前、南の大阪市内に流れてゆく支流が大川(おおかわ)ですが、その分岐点が 毛馬の閘門(けまのこうもん)
(34.72137741920299, 135.5171510386314)/大阪市都島区毛馬町3丁目7−8
3月から始めた人生最後(笑)のダイエットで、大阪城から大川沿いをウォーキングして、何年ぶりかに歩いて来ました。
閘門(こうもん)とは、本流から支流に水を流すときに、水量を調節する水門のことで、これがあるおかげで、万が一、淀川が氾濫しても 大阪市内は水浸しにはなりません。
ちなみに大川は、大阪市内に入ると大阪城付近で寝屋川と合流、西の堂島・中の島に向かい大阪湾に流れてゆきますが、
一部は、大阪市内の東横堀川(運河)に分岐して南に下り、高津(神社)付近で西に折れ曲がり、道頓堀の流れになります。
大阪伊丹空港に着陸する航路の真下にあり、飛行機がよく飛んでいます。
河川敷に座り込み、川の流れを眺めながらブレックファースト(合計500キロカロリーちょい)
食べた分は、ここから家に歩いて帰る分で消費するという実に浅はかな算段。
名付けてハイキングウォーキング作戦!
鵺塚(ぬえづか)
帰り道、そや!まだ行ったことないし、鵺塚(ぬえづか)に寄って帰ろう!と思いつき。
(34.71308062221116, 135.52534135231986)/大阪市都島区都島本通3丁目18−4/大阪メトロ(地下鉄)・谷町線・都島駅から徒歩3分
平安末期の平安京、頭はサル、胴体はタヌキ、四肢はトラ、尾はヘビ の姿をした妖怪・鵺(ぬえ)を、源頼政(みなもとのよりまさ)が退治した伝承を紹介したことがありましたが、
その妖怪・鵺の亡骸が(鴨川?⇒)桂川⇒淀川を通って流れ着いたのがココという風に伝わっています。
当時は水辺の湿地帯だったそうですが、今は商店街と住宅地の中に埋もれた一区画。
この鵺は大阪港の紋章にもなっています。
さて…本物の鵺(ぬえ)が流れ着いたのか、それとも別の何ものかが流れ着いたのか…
個人的には、平安末期の平安京という当時の不安定な政治情勢の中、謀殺された誰かの遺体が流され、たどり着いたのではないかと考えたりもしますが、今となっては謎ですね。
サル・タヌキ・トラ・ヘビのハイブリッドにヒントがあるのかも知れません。
道真公のような大怨霊格ではないけれども、妖怪格で怖れられた人物ということになるでしょうか。