ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

津軽青森のじょっぱり気質が生んだ巨人化!?【五所川原市 立佞武多の館】

青森県五所川原市 #立佞武多の館(たちねぷたのやかた)。毎年8月4日~8日の5日間の夜に開催される立佞武多祭りの巨大ねぷた三基が展示されていました。青森市では #ねぶた 五所川原では #ねぷた。ちょっとした違いが大きな違い。これが #じょっぱり気質 というものでしょうか

目次

本文

立佞武多(たちねぷた)の館

(40.81123144793557, 140.444039494149)/青森県五所川原市大町506−10/JR五能線五所川原駅から徒歩約5分。専用駐車場あり(立佞武多の館の入場券提示で2時間まで無料)

五所川原市の市街地の真ん中。地上6階の大きな建物が目印です。

毎年8月4日~8日の5日間の夜に開催される五所川原立佞武多祭り(たちねぷたまつり)には、当館のガラスの扉が開き、館内に格納されている高さ20メートルを超える立佞武多が繰り出すそうです。

館内の展示スペースには三基の立佞武多が展示されていました。

入場すると、エレベータで4階まで上がり、スロープをぐるぐる下りながら、巨大な立佞武多を様々な角度から観賞できるようになっています。

立佞武多 かぐや(令和元年作品)

立佞武多 素戔嗚尊(すさのおのみこと)(令和五年作品)

立佞武多 暫(しばらく)(令和二年作品)

ねぷたの由来三説 巨人(大)化の考察

五所川原では ねぷた

青森各地のねぷた(ねぶた)

昨年紹介した青森市では ねぶた

www.zero-position.com

ちょっとした違いが大きな違い…それぞれの地元の誇りが(青森)津軽の人たちの じょっぱり気質*1 を表しているのでしょうか ( ´艸`)

ねぶたの家・ワラッセ青森市)と同じく三説が紹介されていました。

ねぷたの三説

個人的には巨大化に関して(五所川原も含む)津軽・梵珠山脈(中山山脈)周辺に伝わる 大人伝説(おおひとでんせつ)も関係あるんじゃないかと思いながら見学していました。

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例えばこんな風に…(一応、標準語訳 笑)

Aさん「山ん中で大きい人(修験者、お坊さん)に出逢ったよ」

Bさん「(じょっぱり精神発動!)…いやいや、私はそれよりも大きいコレくらい(道端の木を指さしながら)の人に逢ったよ!」

Cさん「(さらにじょっぱり精神発動!!)…いやいやいやいや!!私はも~っと大きな人を見たよ。その大きさったら…頭が雲で隠れてたよ!」

立佞武多の館

中山の大人伝説 はあらためて紹介します。

立佞武多の館

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*1:意地っぱり、頑固な気質