山門前の #狛虎さん。それもそのはず #鞍馬寺 は、虎を使いとする #毘沙門天 を御本尊として創建されました。インド神話の北を護るクベーラ神が源で #四天王 の中では #多聞天 とされ #聖徳太子 も信奉しました
目次
本文
都の北を護る毘沙門天のお寺
現在は三尊(毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊)を御本尊としますが、もともと 毘沙門天(びしゃもんてん)を信奉するお寺として創建(770)されました。
インド神話の北を護る財宝のクベーラ神を源とし、大陸を通じて日本に伝わった時に、虎が眷属(けんぞく、使い)となりました。
京都市の北に位置し、平安京の北方鎮護、そして、都に富貴をもたらす神として信仰されたのでしょう。
あうんの狛虎
ケーブルカーの待合に、歴代の あうんの虎 の展示。
古いものから順に。
一番下が現在のもので、振るとカランコロンと素朴な音が鳴る土鈴になってます。
鞍馬寺 本堂
本堂前にも狛虎さん。
本堂前、上からの眺めはよいですね。
本堂内の御本尊は撮影禁止ですが、本堂横に毘沙門天像が置かれていたのを撮影させていただきました。
格好いいですね。
宝塔を掲げている(左)のが多聞天。
個人的には(七福神の)毘沙門天は聖徳太子をあらわすと考えています。
太子の幼名は、厩戸豊聡耳皇子(うまやとのとよとみみのおうじ)。
厩戸で生まれた皇子には、一度に十人の意見を聴き分けたという伝説があり、まさに 多聞 だからです。