ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【鞍馬の天狗】赤い顔に立派な長い鼻【鞍馬寺】寺紋は天狗の団扇!?

天狗で有名な京都市北部の #鞍馬山 #鞍馬寺に参拝。たくさんのおとぎ話や地域伝承に登場する赤い顔・長い鼻の #天狗。猿田彦(サルタヒコ)にも似ているところは古代妄想がそそられます

目次

本文

叡山電鉄 鞍馬駅の巨大な天狗

まずはドドーンと!

叡山電鉄 鞍馬駅 巨大な天狗像

鞍馬寺への行き道。

叡山電鉄鞍馬駅の巨大な天狗。

真っ赤なお顔に立派なお鼻。

鞍馬駅 巨大な天狗

妖怪なのか神なのか…英雄譚にも登場する天狗

おとぎ話や伝承に登場する天狗は、山奥に棲む妖怪であったり、

山伏の格好をした山の神のようであったり。

ひょうきんで親しみやすいキャラであったり…

鞍馬駅舎に飾られた天狗とカラス天狗

時に英雄譚に登場するあたりも「鬼」に似た存在です。

牛若丸の修行の相手をする鞍馬の天狗

*****

何よりも、古神道以来の、赤い顔で長い鼻の猿田彦(サルタヒコ、導きの神、道祖神)にソックリという点で、古代妄想がそそられますね😀

椿大神社三重県)アメノウズメノミコトとサルタヒコ

www.zero-position.com

祭の先導役のサルタヒコの長い鼻は、道標として、進むべき方向をあらわすものと考えられます。

大阪 生國魂(いくたま)祭 陸渡御 先導役のサルタヒコ 谷町筋

天狗いろいろ

山腹の鞍馬寺の本堂までケーブルカーで。

さすがお寺直営!乗車券には、御寄進票と印刷されています。

御寄進票と書かれた鞍馬寺までのケーブルカーの乗車券

待ち時間中、駅舎内の展示物を見学。

天狗の名がついたものが集められた展示は面白かったです。

鞍馬石とも呼ばれる銘石の手のひらサイズのものは 天狗の卵 と呼ばれるそうです。

天狗の卵

鞍馬石は、チタン鉄の含有量が多い花崗岩の仲間で、サビが出る様子から侘び寂びの表現として、

茶室まわりの踏み石や灯籠などにふるくから使われてきましたが、今はレッドデータブックに記載される希少資源で、鞍馬山周辺では採集禁止です。

テングノムギメシなんて、食べてみたいですね🤤

天狗の名が付く植物、キノコ、サメの歯の化石、天狗岩

鞍馬寺の寺紋は天狗のうちわ!?

寺紋は天狗の団扇(うちわ)でしょうか。

密教系のお寺(鞍馬弘教)なので、大元インドのクジャク説もあります。

鞍馬寺の寺紋は天狗の団扇!?

山腹の鞍馬寺

本堂周辺で見かけた天狗の絵馬。

団扇も描いてあります。

天狗の絵馬

奥の院は本堂からさらに1キロほどハァハァいいながらの山奥。

当日は奥さん同行だったので、いずれまたお参りしましょう。

帰りの叡山電鉄出町柳駅の天狗

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