ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

高津神社(3) 道頓堀・上方落語の舞台 にぎわいの神社 高津宮 夏祭り 2019

f:id:Kaimotu_Hatuji:20190717094842j:plain
高津神社 絵馬堂 高津の富

高津神社夏祭り2019年7月18日(木曜日)本宮祭 午前10時~(宵宮17日終了)

● 奉納落語会、午後6時半開場、開演7時(高津の富亭)

● 奉納舞台、午後6時~

● 大阪メトロ、谷町九丁目下車・徒歩5分(千日前通り北側)、日本橋下車・徒歩10分

● 大阪市中央区高津一丁目

f:id:Kaimotu_Hatuji:20190717135936j:plain
7月18日(木曜日) 本宮祭、午前10時~(本日) 奉納落語会、午後6時半開場、開演7時 奉納舞台、午後6時~

f:id:Kaimotu_Hatuji:20190717094525j:plainf:id:Kaimotu_Hatuji:20190717094507j:plainf:id:Kaimotu_Hatuji:20190717104201p:plain
道頓堀 【地図・写真1の方向】撮影地から西の方にグリコ看板やドンキホーテ観覧車がある心斎橋筋の中心【地図・写真2の方向】ここで道頓堀は北に曲がり東横堀川に、淀川(大川)につながる【地図は南北逆注意】

f:id:Kaimotu_Hatuji:20190717181446j:plainf:id:Kaimotu_Hatuji:20190717181424j:plain
夏祭りの装い(宵宮)近くのミナミ・天下の台所と言われた黒門市場(くろもんいちば)の提灯

f:id:Kaimotu_Hatuji:20190717174835j:plainf:id:Kaimotu_Hatuji:20190717174917j:plain
2019年 7月17日宵宮。獅子に頭をかじってもらう

上方古典落語の舞台

「高津の富」、「高倉狐(たかくらきつね)」、「崇徳院(すとくいん)」の噺の舞台になった。

高津の富 高津さんが神社修復のための資金集めに行っていた「富くじ」を題材にした噺。

漬物石の代わりに千両箱を使うなどとオオボラを吹いて、一晩の宿賃を踏み倒そうとしたシケた男が、なけなしの一分の金で千両を当ててしまった顛末話。(江戸落語では宿屋の富、湯島天神が舞台になった)

個人的に、藤山寛美(ふじやまかんび)さんの松竹新喜劇、道頓堀の中座で観た「リクエスト芝居」での思い出が強い。ずら~と書かれた100ほどの演目の中から、観客のリクエストにこたえて即興で演じるというトンデモ企画だったが、リクエストが十中八九「高津の富くじ」。当時小学生だった私は親父の会社の慰労会に参加する形で、年に一度連れて行ってもらっていたが、毎年、高津の富を観ていた記憶。今から思えば寛美さん、相当のヤリ手でした笑。藤山直美さんのお父上。

高倉狐 境内にある高倉稲荷神社あたりが舞台。美人に化けたお母ちゃんキツネを、おっさんが騙して湯豆腐を食い逃げする。後日、騙した仕返しが怖いと、おっさんはキツネ宅(巣穴)を訪れ、お詫びのまんじゅうを置いて帰るが・・・(江戸落語では王子の狐)

f:id:Kaimotu_Hatuji:20190717174947j:plainf:id:Kaimotu_Hatuji:20190717175013j:plain
高倉稲荷神社、御祭神は宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)。多数の狐がいる。お供えが「まんじゅう」なら追い返されるかも知れない

f:id:Kaimotu_Hatuji:20190717175044j:plainf:id:Kaimotu_Hatuji:20190717175110j:plain
右写真。もうひとつ、お稲荷さんが居られる。安井稲荷神社

崇徳院 若旦那が高津さん参り。茶店で休んでいると「歳は十七八、水もしたたるような」美しい娘と出会う。お互い一目ぼれ。娘は「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の・・・」と上の句を紙に書いて渡す。その後、どこの誰かわからない娘を、若旦那に変わり探す熊五郎。学がないのとやけくそで、街中を「せをはやみ~せをはやみ~」と大声でふれまわる。オチは下の句。(江戸落語では皿屋、花見扇)

高津の富亭と五代目・桂文枝之碑

f:id:Kaimotu_Hatuji:20190718045027j:plainf:id:Kaimotu_Hatuji:20190717180052j:plainf:id:Kaimotu_Hatuji:20190717094900j:plain
左:五代目桂文枝、右:高津の富亭

五代目(先代)の桂文枝之碑には「平成十七年一月十日、高津宮での「高津の富」を最後に三月十日鬼籍に入る」とある。夕陽が沈む西の方を向いている。

夕陽が美しいところで芸を尽くしての去り様が、このお人にも似て粋(いき)でおますな。

www.zero-position.com

そばにある「高津の富亭」は桂一門、特に若手の披露の場になっており定期的に寄席が開かれる。

www.zero-position.com

www.zero-position.com

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村