しんぶんしアニマルアーティスト・なんめんよしこさん作。
日本の謎の古代史を妄想するこのブログで、これまで考えてきたことを中心に書いているが、書きながら調べ、現地に足を運び、新しく気づき始めたこともある。
そのひとつが「水の祭祀」
この国の古代のクニ造りでは「水と流れの利用と制御(コントロール)」が神々の信仰と深く関わってきた。
例えば、大陸の龍は天空を駆けるが、
日本の龍は大地を流れ下る(龍神信仰)
それほどの違いだ。
龍は国土を潤し五穀の恵みをもたらす。
火を鎮める。おくどさん(竈、かまど)には不可欠。
適度に現れなければ困る。居なければ困る。
しかし時に暴れてすべてを破壊する。
人々の祈り。現代から見れば宗教・呪術であっても、古代には科学であったかも知れない。「様式」とか「儀式」はそういうところから生まれてきたと思う。
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少し大きなテーマなのでシリーズで書きます。本記事は目次にもなります
リンクを貼ってあるのはアップ済み。
● 平安京 神泉苑(しんせんえん)
● 奥明日香 水信仰の記憶
● 神仏混沌の時代 巫女を貫いた斎明女帝
● 斎明女帝の雨乞い神事(1)
● 斎明女帝の雨乞い神事(2)
● 斎明女帝の雨乞い神事(3)
奥明日香・女渕(めぶち)あたり。斎明女帝が雨乞いをしたと伝承される。
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