ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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「やちまた」と子孫繁栄 縄文と出雲・弥生 古代信仰

縄文から弥生に変わる(紀元前1000年)ころの道。

都市がないため、整備された道などなく、ほとんど山道。

海が退いた直後の時代で平野は少なく、川岸の段丘、山のふもとや山中の細いハイキングコースのような道しかなかったはずだ。

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歩いてゆけば道は二つ・三つに枝分かれする。すべてをたどればたくさんの道とつながり、最後には列島全体に広がってゆく。

縄文の集落はこのネットワークで繋がり、想像以上にダイナミックなヒトとモノの流れがあったと思う。離れた場所で似た土偶火焔土器が出土したりするのは陸の交易文化圏ができていたからだ。

道は、四方八方「やちまた」にひろがり、津々浦々を繋ぎ、人々が行き来し、お互いに繁栄する。

衢社(みちしゃ)。八衢毘古神(やちまたひこのかみ)、八衢比売神(やちまたひめのかみ)

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下鴨神社・河合神社境内六社・衢社

「八衢」または「八岐」と書き、道(衢)が分岐する様子で、そこはクニやムラの境界「塞」である一方、他所からヒトやモノがもたらされる「幸」でもあった。

「サイ(際)」には先祖の墓が置かれ「サイ(狭井)の神」「サイの河原」「道祖神」「猿田彦(鼻高、鼻が長い)」「天狗」など、後に「お地蔵さん」「庚申さん」の信仰になる。

分岐の「岐(ちまた)」は「くなど、くなと、ふなど」などとも読まれたらしく、転じて「熊野」になったと云われる。クナトの神はこの国でもっとも古い神様かも知れない。

ja.m.wikipedia.org

ちなみに「八岐大蛇」で「ヤマタノオロチ」。

山道は大蛇のようにクネクネしている。

超有名な神話も「八岐」の意味を考えながら読むと。。。古代の謎解きが止められないのはこういうところ。

「やちまた」は家系図、子孫繁栄のシンボル

道がひろがってゆく様子は、一族が繁栄する姿に似ている。

宗像大社の御祭神・三女神は 道主貴(みちぬしのむち) と尊称されている。

公式には「海の道」が由緒ということで、その辺はHP(道主貴)をご覧いただくとして、個人的にはご神紋が気になる。

www.munakata-taisha.or.jp

「貴(むち)」は「持(もち)」と同義で所有を表すと考えると、

三女神の三枚の楢(なら)の葉に描かれた葉脈は家系図、子孫繁栄の「道」を表している。したがって、三枚の葉の根元(交点)がやちまた。

宗像大社では楢の実、ドングリが描かれている。

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宗像大社・楢(なら)ご神紋。2017年5月

これに限らず、葉紋の葉脈は多くの神紋・家紋に描かれている。

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やちまたにひろがり子孫繁栄

古代も今も、世界共通で一族(ファミリー)の願いは同じだ。

ジュリー・アンドリュース & キャロル・バーネット、The Pratt Family Singers

youtu.be

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道祖神

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