今週のお題「いい肉」 煮るなり焼くなり好きにして
はてなの今週のお題が「煮るなり焼くなり好きにして」なので「土器」。
焼いて土器を作り、煮ものを調理する
地層にあらわれた粘土を取ってきて、小麦生地を作る要領で適度な固さに練り上げ、粘土紐(ひも)にする。
粘土紐を積み上げて形を整え、好みの文様や装飾を付けて、自然乾燥した後、野焼きする。
日本で最古(おそらく世界最古)の土器は大平山元1遺跡(青森県外ヶ浜町)で出土した土器片とされ、付着していた炭化物で年代測定すると16500年前の値が出た。これが「縄文時代」の始まりの標識となっている。
炭化物とは、料理のこん跡で、メニューはたぶん、木の実(クリ・ドングリ)や豆(大豆・小豆の先祖)、雑穀類、葉物、肉類はイノシシやシカ、タヌキ、キツネ、海・川のものでは魚やイルカなどか。
みずだき・ちゃんこ鍋のようなものであったと、他に考えられないので勝手に想像している。
火を使いこなした縄文の人々(★)
古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE
土器をつくるにしても、土器で調理するにしても必要な「火」をどのようにしてつけて使っていたのだろうか。
山火事や落雷の火を使う、というが、そんな偶然に左右されない、使いたい時に火を使う方法があったと考える。
なぜなら、縄文は火を使いこなした時代だからだ。
各地で土器(土偶)が多数出土している状況は、火が身近なものであったことを意味すると思う。
ずっと謎だったが、昨日の記事を書いていて、石器のメジャー鉱物(黒曜石、珪質頁岩(けいしつけつがん)、サヌカイト)が火打石になると知った。
(Wikiより)火打石(ひうちいし)とは、鋼鉄片の火打金にとがった石英などを打ちあわせて出る火花を火口に点火する「火花式発火法」に用いる硬質の石、またその発火具。玉髄、チャート、石英、ジャスパー、サヌカイト、黒曜石、ホルンフェルスなどが用いられた
鋼鉄片程度の固さの石ならいくらでもある。なお、珪質頁岩はチャートの仲間。
石器を作るのにコンコンしていたら、日常的に火花は飛ぶし、火花で着火させるのは慣れれば難しくないだろう。
縄文土器をつくっていた女性
縄文の「母系社会」の証として暖めていた仮説だったが、普通に書いてあった。
さすが土器の本場、当たり前のように解説されていてビックリした。
(以下解説文)一般に土器作りは女性の仕事とされます。祖母から母に、母から娘に技術が受け継がれ、土器の形や文様も「伝統」として継承されたと考えられます。そこに、結婚や交流の結果、他地域の技術や文様が「伝播」し、また新たな知恵や発想で土器作りの技術や文様が「創造」され、多様な形や文様をもった縄文土器が作られたと考えられます
ひとつツッコむとしたら「結婚」。当時、届出用紙や役所はなかったので、それはナイッ!
男は通い。「旦那さん」という身分はない。また子の父である「確証」も乏しい・・・
そう考える背景はあるのだが、長くなり、話があらぬ方向に行く可能性もあるので 笑、今回はここで終わりにしておく。