ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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【出羽三山神社(2)】下居社(おりいしゃ)参拝【大和飛鳥と出羽の点と線】

はじめに

今回の #出羽三山神社 詣りの目的のひとつが #羽黒山 のふもと #祓川 のそばに鎮座する #下居社 への参拝。遠い故郷への #蜂子皇子 の複雑な想い。その人柄・人生を通して過酷な皇統争いが続いた #飛鳥時代 に思いをはせます #聖徳太子 #羽黒山五重塔 #平将門

目次

本文

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出羽三山神社 羽黒山 参道より

昨日の続きです。目的の下居社までは、それほど遠くありません。随神門(山門)から参詣道を下ってゆきます。

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出羽三山神社 羽黒山麓の境内図(指差しが下居社)

天神社と少彦名神・考

参道石段を下りてゆくと六社。(磐裂・いわさく、根裂・ねさく、五十猛・いたける、大年・おおとし、天神・てんじん、豊玉姫・とよたまひめ)

天神社の御祭神は(意外なことに)少彦名神(すくなひこなのかみ)。

(一般に知られる菅原道真公ではありません。社のそばの案内板には穀物・医薬の神と紹介されています。この事例は、全国の天神社の成立やそれ以前の姿を考察する際に大切な情報となります。いわゆる神社の記憶・暗号。天神とは天の神、すなわち最高神のひとりと考えてもよいからです。)

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出羽三山神社 羽黒山麓の参道沿いの社

しばらく行くと、清流と滝が見えてきました。

祓川(はらいがわ)は登拝者や修行者が禊をするところ。須賀瀧(すがのたき)は江戸初期(1654)、当時の別当(神主兼住職)が羽黒山山系に堰を築き、修行場に水をひき、この崖に水を流したことからできた滝で、その頃は不動滝、祓川滝と称されていたそうです。

明治期になって出雲神話から、現在の須賀瀧と名付けられました(案内板より)

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祓川(はらいがわ)と須賀瀧(すがのたき)

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左・祓川神社、右・岩戸分神社

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須賀瀧とお不動さん

下居社(おりいしゃ)

(昨日も書きましたが)出羽三山への興味が生まれたのは、奈良県桜井市下居に鎮座する下居神社の石碑で、崇峻(すしゅん)大王の蜂子皇子(はちこのおうじ)のことを、あらためて知ったからです。(碑の内容は、文字起こししていますのでリンク先でご覧ください)

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奈良・下居神社の石碑(蜂子皇子と出羽三山の由緒)

www.zero-position.com

夏の盛りの8月に碑を読み、思いのほか早く、ここまでお詣りに来れたことに感謝です。

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出羽三山神社 下居社(おりいしゃ)

桜井市下居の下居神社の御祭神は、彦八井耳命(ひこやいみみのみこと、第2代綏靖大王の長兄)とだけ書かれていましたが、

羽黒山の下居社の御祭神とはずいぶん違いますね。このあたりは今後の考察テーマです。

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下居社と案内板

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飛鳥はきわめて過酷な皇統争いの時代で、最高位に就いた崇峻大王ですら暗殺されました。本来、皇統を継ぐべき皇子たちも多数、命を落としています。

蜂子皇子は、聖徳太子上宮太子、上宮法王)の助けもあり、人生を全うし、出羽(いでは、でわ)の国の発展に貢献することができました。

皇統から外された皇子としては稀有であり、また、聖徳太子の人となりや事績を考える上でも貴重なケースと言えるでしょう。

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さて、羽黒山参詣はまだ始まり。参詣道を頂上に向かって歩いてゆきます。

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出羽三山神社 天然記念物 樹齢約一千年の爺杉

羽黒山五重塔

900年代半ば、平将門(たいらのまさかど)あるいは、将門の娘・如蔵尼(にょぞうに)の建立とされる羽黒山五重塔。少なくとも将門には建立の意志があったことは間違いないようです。高さ96尺(約30m)、三間五層、素木造り(杉)、こけら葺き

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羽黒山五重塔

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羽黒山五重塔

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羽黒山山頂へ、参道が続きます(続く)

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羽黒山山頂への参詣道

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