はじめに
アラハバキ信仰を書き始めて、私が取り上げるテーマの中では関心が高く、有益なコメントや新情報をいただきました。感謝しております。調べているものとあわせ共有させていただきます
目次
- 石塔山・大山祇神社(青森県五所川原市、津軽山地の山奥)
- 丹内山神社(岩手県花巻市)
- フゴッペ洞窟そばの神社、道南のお社群(北海道余市町栄町)
- 荒脛神社(荒脛社、旧・荒権鎺現社)(宮城県大崎市)
- 波波技神社(鳥取県倉吉市)
- 阿太加夜神社(島根県松江市東出雲町出雲郷)
- 葛木坐火雷神社、通称・笛吹神社(奈良県葛城市笛吹)
- アラハバキ解・汎日本古代信仰の謎に迫る(始めました)
本文
ふるくは、麁羽覇岐神社(あらはばきじんじゃ)。石塔山(いしのとうざん)はアラハバキ信仰の中心地であったと思われます。「石塔」なんて妄想が膨らむ名です。笑
先日紹介した内真部(うちまんべ)・大山祇神社奥宮。石塔山より南の同じ津軽山地の中に鎮座していますが、津軽藩が管理した江戸期の新しい神社で、すでにアラハバキ信仰はなかったように思います。
アラハバキ大神の巨石といわれる「胎内石」はイワクラ。触れずにくぐると安産、と云われています。
リンク先記事には「蝦夷の神、物部の神、製鉄の神、賽の神(サイノカミ)などとする説がありますが、本当のところはわかっていません。」と書かれています。
アラハバキのわかりにくさは、まさにコレッ!という感じ。
すべてに繋がっているが、埋もれているのです。
フゴッペ洞窟そばの神社、道南のお社群(北海道余市町栄町)
こういった場数をこなした上での直観は、とても大切だと思います。
小樽から少し西。来年も札幌に行けたら、ぜひ寄ってみたい場所のひとつになりました(小樽にアラハバキ神社というのがあります。実は今年10月の札幌行きで行く予定をたてていたんですが、事前の情報収集で???なので、やめました。笑)
時に鋭い、実践的なコメントをいただきます。
当ブログで紹介した多賀城・荒脛巾神社の元社ともいえるでしょうか。先住族(蝦夷?)の王城が遷ったような印象。ご紹介先のリンクを貼っておきます。
https://sanpomichi114.jp/arahabaki2.htmlsanpomichi114.jp
興味深い内容ですねぇ。ちなみに鳥取県は昔は伯耆国(ほうきのくに)と称されました。ハバキノクニの響きです。
「御神木にワラヘビを巻きつけるアラハバキ信仰」「出雲で荒神と彫られた石に、ワラヘビが巻かれているものをいくつか拝見しました」
アラハバキが、龍蛇信仰(りゅうじゃしんこう) と関連づけて考察される理由です。
なお、文中で紹介されている「富家、とみけ」とは、古代出雲・東王家のこと。
当ブログで「出雲伝承」と紹介している内容の多くは「富家伝承」によるものです。
過去に、私の記紀中心のマンネリ化していた古代ヤマト史観を打ち破った突破口。
古代妄想の道標のひとつです(知る人ぞ知る一大ジャンル。機会を見てあらためて紹介します)
私が追っかけしている(←白状)タキツヒメ(おたきさま)が御祭神の阿太加夜神社(あだかやじんじゃ)。
ここでも、大きなタブノキの御神木にワラヘビが巻きつけられています。
鎮座地は「出雲郷」と書いて「あだかえ」。
追っかけのクセに、昨年4月にブログを始めてから、出雲には行けてませんので、肝心の境内やワラヘビの写真はありません。スミマセン。
聿(いつ、筆)に用いる波波迦木(ははかぎ)の由緒があります。
筆は「はばいて」います。波波迦木は王朝(天皇家)の占いに用いられました。
アラハバキ解・汎日本古代信仰の謎に迫る(始めました)
当ブログは日々のテーマで、多いときは十数話で書いていますが、どうしても書きっぱなしになりがち。そこで、昨年4月からブログを始めて、大きなテーマも見えてきたこともあり、長めのルポ風は投稿サイトで、別途、作品化することにしました。
当ブログと重複する内容もありますが、過去記事の内容と、1ブログネタにならなかったり、逆に書き切れなかった情報をあわせて再構成しております。
よかったら、覗いてみてください。
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