はじめに
近鉄奈良線枚岡駅からすぐ。河内国一之宮 #枚岡神社 本殿は四棟配列の朱色の鮮やかな美しい枚岡造。孝徳天皇期に生駒山 #神津嶽 から遷座。#タケミカズチの鹿島立 の故事が伝えられています。#神鹿 #粥占神事
目次
本文
御祭神:天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売御神(ひめのみかみ)、経津主命(ふつぬしのみこと)、武甕槌命(たけみかずちのみこと)
御由緒によると『紀元前663年に神武天皇が生駒の神津嶽に、天児屋根命と比売御神を祀り(難波宮の孝徳天皇の)白雉元年(650年)に現在地に遷座、奈良の春日大社の創建に際して、両神が分祀されたことから、春日元宮 と称えられ、経津主命と武甕槌命を合祀。四棟配列の美しい枚岡造の本殿が完成した』とのこと。
西に大阪平野を見下ろし、東の生駒の山(神津嶽)に向かって参道。
手水舎で、ユキノシタが花を咲かせていました。
当社は、狛犬ならぬ、なで鹿(神鹿)
御祭神の武甕槌命が、神鹿に乗って旅立った『鹿島立*1』の故事にちなむとのこと。
今年は平成令和の大造営の最終年にあたるらしく、改修が済んだ本殿は真新しい、目に鮮やかな朱色です。
粥占神事(かゆうらしんじ)
粥占神事(かゆうらしんじ)は、毎年新春(1月11日)に斎行される秘密神事とのこと(大阪府文化財指定)
● 神饌所内の大釜に米五升・小豆三升を入れ竈にかける
● 古式の通り、火鑽り杵(ひきりぎね)で点火し、薪で炊く
● 黒樫でつくった長さ13センチの占木を、平年に12本、閏年には13本用意し、竈に入れて焦げ具合で晴雨を占い
● 粥の煮えたちの時に53種類の農作物の豊凶を占う。笹竹(15センチ)53本を一束にして釜の中に下げ、中に入った粥の多少により豊凶を占う
● 1月15日に占いの結果が、参詣者に知らされる
生駒の大鳥 は 神武天皇を河内国に導いた #ヤタガラス 楠木氏の #菊水紋、#大日如来 が水を吐き出す大地に乗る像容。昇る太陽(アラ)と大地と流れ下る川(ハバキ)。循環して交わる #火と土と水 のイメージ
最終章。縄文から弥生にうつる時代。津軽 #亀ヶ岡 は母から生まれて終わる旅路の装束を着せた土人形に再生を祈る信仰の発祥地だったのでしょうか #遮光器土偶 #麁服 #脛巾 #火と水と土