先月末あたりからツイッターを本格的に始め、古代や考古学好きな方たちと繋がり始めている。
土偶、土器、古墳、神社仏閣・・・世の中にはいろいろな形で関心を持ち、また、若い人でも驚くほどしっかりした観点の人もいて、
毎日、驚きながら、また、知らない情報をいただきながら、おもしろくて、ついつい覗いている時間が長くなっている。
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昨夜から京都大学考古学研究会さんのツイッターがにぎやかになった。
2019年、ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが、学生時代に参加していたサークルとのこと。
よろこびの声であふれている。
ツイッターを読んでいて「そう言えば・・・」と思いだし、探そうとしていたら、他の人が上げてくれた。去年冬の日経記事。
失礼ながら、当時、吉野さんのことは知らず「こんな方もいるのか」と感心し覚えていた。
よかったらご一読を。
いつか消えるかもしれないので(これでしばらく消えなくなった 笑)一部抜粋、転載させていただいた。
日本経済新聞(2018/12/11記事より一部転載)
聞き手)京大工学部に進まれて、遺跡の発掘もなさっていたとか。
吉野氏)当時、工学部で最先端の石油化学教室に入ったものですから、逆に一番古いところに入るのがおもしろいかなと。それで考古学サークルを選びました。
聞き手)とんがってますね(笑)。ご自分の人生の中では大学時代はどんな時期だったのでしょうか。
吉野氏)振り返ると、2つの意味で役立ったと思います。1つは考古学とは歴史ですよね。10年後を予測しなさいと言われて、現在から見ようとします。それだと、混乱するだけで全く見えてきません。しかし、20年、30年前の歴史を自分でもう一回、たどってみる。そうすると、なぜ今、こんな状況になっているのかがわかりますよね。その延長線上で何か未来が見えてくるはずです。
もう一つは「トレンチ」という発掘手法が化学に通じているのです。発掘ではむやみに掘ると、遺跡を壊してしまう。例えば、100メートル四方の遺跡があったとしたら、縦横4本ぐらい、幅1メートルほどの溝を試掘します。そうすると、何かにぶち当たるわけです。それをつないで全体像を理解した上で全面的に掘るのが、トレンチです。仮説を立てて、検証する研究開発そのものです。
(転載ここまで。残りは記事をご覧ください)
なぜ歴史を学ぶのか?
あらためて読み返して、嬉しくなってしまった。
古いモノと新しいモノ。広い視野で考ることの大切さ。
自分は専門家ではないので、吉野さんのコメントの最後、「仮説」のところを「妄想」と読み替えた 笑
お目汚し、失礼しました。