ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

未来学 50年前に現在の「最適化社会」を予測していたSINIC理論

最初に書いておくと、私は関係者ではなく仕事でも利害関係にあったことがない。

ただ、こういう考え方を知っておくのはプラスになると思う。

理由は本日の表題に尽きる。

それと来年から技術系に就職する次男と話したことを混ぜて(ので、以下文章がグチャグチャですみません)

前の万博(EXPO70)の時に、オムロン(当時、立石電機)の創業者・立石一真氏が、50年後の現在を予測していた。

激しく変化するビジネス環境の中、半世紀、高収益・超優良企業を実現させ続けているバックボーン。

いわく。

最適化社会とは「物質的豊かさから、心の豊かさや新しい生き方を求めるといった精神的な価値観が重視され、新しい精神文明に基づく生き方を行動に移していく、そんな動きが顕著になる」時代。

この理論がすごいのは、社会-科学-技術の関係をモデル化(単純ルール化)して、原始社会から「循環的」に考察しているところ。

「歴史は繰り返す」を基本ロジックとし、人と物との関わりの違い=時代の違いとして未来を導き出している。

歴史の解釈でもありがちな、主観、恣意・思い込み、部分思考が入り込みにくい。

全体最適」は日本の組織が苦手とするところだ

イノベーションが、いつの間にか差別化の美名のもと、単なる付け足しや部分改良になってたりする。

要素技術(川上)は世界トップクラスなのに、スマホという川下で負け続けている最大の理由。

kaimotu-hatuji.hatenablog.com

オムロンさんの経営の場合、さすがに時代に合わせた修正・調整はしているだろうが、思考のモデル・ルールがあればそれでよいと思う。

(図の解説等、面倒な人は飛ばしてください)

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青文字は開物の意訳。他はオムロン社のWEBより

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原始社会から古代、中世、近世、近代、現代、近い未来、もう少し先の未来の予測

日本史に置き換えると、

「工業化~機会化社会」は、幕末~明治~大正期(100年)

「自動化社会」は、昭和(60年)

「情報化社会」は、平成(30年)にほぼ相当する

この調子だと、令和 = 「最適化社会」ということになる

社会変化のスピードが上がっているのは間違いない。

最適化ツールとしての人工知能(AI)の発展と普及を考えると「最適化社会」は20年いや10年ないかも知れない。

図では、人工知能は「生体制御技術」あるいは「精神生体技術」に含まれることになる。

例えば、AI搭載型エアコンが数年前から登場しているが、あれは人が最も快適と感じる温度、湿度、風速、風向などを計算する。

今はエアコン側で制御するのが主流だが、より最適化するのであれば、人の身体の近くにあるスマホで制御する形に進化してゆくだろう。

なぜスマホかと言うと、もう専用のコントローラーを用意する悠長な時代ではない。

そして、スマホのような技術(統合されたモノ)を享受するライフスタイルの先、さらに求められるものとは。

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これからやってくる「自律社会」あるいは「自然社会」とは、どのような世界だろう。

誰もが経験したことのない変化とスピードの時代だけに、若い人にはよく考えてもらいたいと思う。

足元を固め、周囲や環境に右往左往しないためにも。

自分のやりたいこと・居場所を見つけ、そこで「自律」できる知恵と経験を積み上げることが求められる。

自律とは調和する・させる方向に作用する力、自律神経の自律、全体最適の話だ。

www.omron.co.jp

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