まとめ
尾花沢が発祥 #花笠音頭。始まりは大正八年とのことですが、その節とリズムはもっと古い記憶「心の芯」にふれますね。#尾花沢諏訪神社 本殿からもれるあたたかい灯がとても印象的でした。#芭蕉翁 のほそ道は、はるか遠く、私が住む大坂にも繋がっています
目次
本文
花の山形 紅葉の天童 雪を眺むる 尾花沢(ハァヤッショウマカショ)
よかったらBGMにどうぞ。(花笠音頭 Futur Trax - 朝倉さやさん)
🎵オラが在所へ 来てみやしゃんせ 米の成る木が おじぎする(ハァヤッショウマカショ)
土搗き(どつき)唄、花笠音頭
花笠音頭(正調)が唄われ始めたのは大正八年。農業かんがい用水の確保に徳良湖の築堤工事で唄われた「土搗き唄」で、唄に合わせて笠を廻して即興で踊ったものが「花笠おどり」。山形県を代表する唄となった今では、歌詞は150種類に及ぶそうです(尾花沢市HP)
皆で力を合わせて、大きな石を引っ張りあげてドスンドスンとして土を固めます。そんな苦しい辛い労働を少しでも和らげる智慧の唄だったんですね。
尾花沢諏訪神社
御祭神:建御名方命(たけみなかたのみこと)、八坂刀売命(やさかのとめのみこと)
由緒:源義経の家臣、鈴木三郎重家の子孫が神託を受け、諏訪大明神の像を柏樹の下に祀り、一族の守り神としたのが始まりと言われる
八月の例祭(尾花沢まつり)では神輿の行列の市内巡幸にあわせて、花笠踊りが披露されるそうです。
芭蕉・清風歴史資料館
文字起こし)元禄二年(1689年)5月17日(いまの七月三日)午後、芭蕉は門人・曽良とともに山刀伐峠(なたぎりとうげ)を越えて尾花沢に鈴木清風をたずねました。(清風は紅花大尽と称されていました)芭蕉と清風は、江戸で俳諧をともにした仲であり、尾花沢での出会いは感動的なものであったと思われます。清風は芭蕉をあたたかくむかえ、十泊十一日にわたる芭蕉の尾花沢滞在がおこなわれます。すずしさを我やどににしてねまる也*1(芭蕉)
*1:「ねまる」は山形方言で、自分の家にいるような気のおけない寛ぎ方をいう