はじめに
生駒山の大鳥探険5回目。看板も何もない水垢離場の滝口に火(太陽)と水(川)と土(大地)が合体したような珍しい石像。この場所にその意味を考えてみました #大日如来 #玄武 #竈の信仰
目次
本文
水垢離場(お滝場)、火と土と水の像容
付近(生駒山系)を歩き回っていると、修験のお滝場の不動明王像のほか、大日如来の文字が刻まれた石碑もよく見かけました。
① ここは大阪平野から見て日の出の方向(大鳥の姿に見える所)に当たり、
② 石像は日の出の視点で西に大阪を眺望、さらに、
③ 光背のデザインから、仏様は 大日如来 と考えられます。
ご存知の通り、大日如来は、密教(金剛界曼荼羅、胎蔵界曼荼羅)においては御本尊となる仏様です。
その大日如来が、水を吐き出す大地(=玄武)に乗る像容は(私の経験と勉強不足かも知れませんが)他で見たことがありません。
ただその像容の意味するところは、火(太陽)と水(川)と土(大地)の集合 と理解できます。
飛行機雲の指す先に
お滝場のそばから大阪平野を眺望。真西に伸びる飛行機雲。あべのハルカスが目印になります。
天気がよい風の弱い日には、飛行機雲が高層でローリングして位置をほとんど変えないことがあります。
山を降りてきた時間(上の写真を撮ってから30分ほどでしょうか)、まだ、飛行機雲が残っていたので東に向けて撮影(逆光で雲が見えにくいので、少し加工してます)
大鳥の頭から噴き出す雲、まっすぐ西の大阪を指す先に。。。四天王寺
面白いですねぇ。そもそも、ここに注目してやって来た理由です。
このほかに毘沙門と書かれた碑も。毘沙門天は四天王の一人で、聖徳太子(厩戸皇子)は毘沙門天の化身とされることもあります。
アラハバキ解 第49章公開 物部の十種神宝【布留は振る】
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