はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」
はじめに
特に何かの記念日でもないのですが、当ブログ(ものづくりとことだまの国)を書き始めた経緯を。オリンピックにあやかって漫画の吹き出しプラカードを使いたかっただけかも( ´艸`) #出雲伝承 #卑弥呼 #姫巫女
目次
本文
古代妄想の始まり
史跡の多い大阪・夕陽丘(上町台地)に生まれ育ち歴史には興味があったものの、40代がブランクで、50代に入り、近くの神社仏閣、史跡から巡り始めたのがキッカケ。
ダイエット目的のウォーキングをしながら考えるのが性に合い、小学生の頃に遊び場にしていた四天王寺さん周辺をコースにしていたことから、聖徳太子(飛鳥時代)以前の古代史に興味が湧き始めます。
中でも近隣(大阪市内)には蘇我氏(蝦夷-馬子-入鹿)の史跡が皆無であることを理由に、蘇我氏の実在に疑いを持つ ようになり、日本書紀や古事記をあたりますが、もちろん、特に 日本書紀は蘇我氏三代の存在を以て『悪』とするストーリー仕立て(飛鳥時代) です。
ネットサーフィンとグーグル先生
こうなると思考の迷路に陥り、歴史考察も複雑マンネリ化してスランプ状態に。そのころです。
ある時、ヤマタイコクのヒミコが姫巫女(ヒメミコ)の転訛 ではないかと考えてネットサーフィンしていた時。仕事中だったかも( ´艸`)
グーグル先生が、ある書籍の一文を検索してくれました。
・・・登美家(とみけ)*1と磯城家(しきけ)*2の姫君が、家系として三輪山の祭祀を司祭した。その姫君が姫巫女(卑弥呼)と呼ばれた・・・【書籍名】出雲と大和のあけぼの
絶版なので古書でもいいやと・・・(@▽@ ;) ハァッ!?10万円前後の値がっ!!
幸い、図書館で借りることができ、手に取ることができました。。。しかし。
平明な文章なのですが、いわゆる古代以前、神代(じんだい、かむよ、出雲弥生時代)からの歴史が事実経過として淡々と書かれています。また話が全国で、特に遠いところの地名や神社名・人物名(御祭神名)がイメージできないうえ、情報量が多く、読みかえしてもなかなか頭に入ってこない。
古代史考察に関して知識や情報の集め方の点で、いかに自分が未熟だったかを教えてくれた本です。
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これを読んでの感想は、ダンジョン(入り組んだ地下空間)に迷い込み行き詰まったところで、次にすすむべき大きな古代妄想空間を与えてくれた一冊。というところでしょうか。
ドラゴンクエスト風に言うと、先が見えない洞窟を進んでいて、イキナリ広い空間にドスンと落ち、イテテとお尻をさすりながらポカーンと見上げていた感じです。
著者の斎木雲州氏は、一子相伝の出雲伝承を、口承*3で二千年以上繋いできた 古代出雲の登美(とみ)王家 の正統な末裔と自己紹介されています。
卑弥呼と姫巫女がキッカケだったとはいえ、普通にまずその信ぴょう性を疑いますが、その前に、30代の頃に読んだ司馬遼太郎さんの不思議なエッセイを思い出しました。当時は忙しい出張の行き帰り、新幹線で読書する時間が楽しみだった時代です。(続きます。次回数日後)
アラハバキ解・汎日本古代信仰の謎に迫る(全54話完結)
【2020年12月~2021年5月、連載完結】